cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

ristorante

森の国へようこそ(続き)

深い緑の森の中に突如あらわれたスイスの山小屋のようなこのホテル。 白い漆くいの壁に太い梁。吹き抜けのロビーには大きな暖炉が輝き、その柔らかな光を囲むように丸太の椅子が置かれています。 旅の疲れが一気にほどけ、急に空腹を覚えました。久々のフラ…

森の国へようこそ

こんばんは。旅する詩人(?)cipolinaです。 引越しの荷もとかぬままに、旅立ったのは愛媛県松野町。松山空港から車で二時間、細い山道をひたすら奥へ奥へとすすんでいくと、やがてつり橋の向こうに赤い屋根のヴィラが見えてきます。四万十川の源流の一つ、…

日本橋「フェア・ドマ」

日本橋のイタリアン「フェア・ドマ」は、ジェノバ料理が食べられる都内でも珍しいお店。三越から歩いて5分ほどの裏路地にあります。 ここのパスタは讃岐うどんのようにモッチリとした食感の太麺です。トスカーナでよく食べられる「pici(ピチ)」という手打…

「ル・ブルターニュ」

「粉」が好きです。って言うと、なんだかあやしい人みたいですが(?)、粉を使った料理やお菓子にひかれます。あのサラサラの粉が、水分や油を加えることで、何百通りにも変化していくことが、毎度奇跡のように思えるのです。 神楽坂駅から毘沙門天の方に歩い…

内幸町「LA VERDE」

生ハムに添えられてくるフルーツが、メロンからイチジクに変わると、「秋だな〜」と思います。イチジクのジェラートやイチジクパン、イチジクジャムなども好きですが、やはり生ハムと一緒に食べるのが一番おいしいような気がします。とろっとしたイチジクの…

どんなピッツァが好きですか?

もっちもちのナポリピッツァに目がない私ですが、イタリアの他の地方で味わうピッツァもそれぞれに個性があって好きです。 ローマで食べるクリスピーなピッツァも捨てがたいし、フィレンツェのパンのようにふかふかな「スキャッチャータ」、カラブリアの薄く…

中目黒「SALVATORE」

イタリア語クラスの女の子たちと、中目黒の「サルヴァトーレ」にピッツァを食べに行ってきました。いつも南イタリア情報を教えてくれるHさんは10月中旬からサレルノへ、そして何を隠そう私cipolinaも、近々○○地方へ引っ越すため、このメンバーで食事がで…

Mantova「素材への愛?」

写真は、さわやかな夏の香りを感じる「えんどう豆のリゾット」。「Dal Pescatore」で使われる野菜や果物の多くは裏の畑で栽培されています。そこには、アヒルや鴨も放されているそうで、メインの「鴨の胸肉のロースト」は文字通り地鶏(地鴨?)。自分たちで…

マントヴァ名物「カボチャのトリテッリ」

マントヴァはマスタードの原型である「モスタルバ」の産地としても有名で、メインの料理やチーズを食べるときには、このモスタルバが添えられてきます。 モスタルバは、野菜や果物を砂糖で煮込んで白からしを加えたもの。野菜の他に、スイカやオレンジなどの…

Mantova「世界一のマンマの味」

イタリア最後の晩餐。道に迷い、畑の中で遭難しかけながらたどり着いたのは、マントヴァから25キロ、ルナーテ村というところにある「Dal Pescatore」です。 着替えてくる暇がなかったので、車の中であわてて靴を履き替え、ジャケットを羽織ります。言葉がう…

「最後の晩餐・DAL PESCATORE」(Mantova)

旅行の時の食事、これは一番の楽しみであり、そして最も悩ましい問題です。そのとき食べた料理が、訪れた町の印象まで変えてしまうなんて言ったら大げさでしょうか。 今回のイタリア旅行では、いろいろなスタイルの食事を経験しました。 留学していた一ヶ月…

日影茶屋にて

写真左は、金針菜というユリの蕾のお浸し。右は、花のようにかわいらしい秋鮭の鳴門巻です。黄身酢あんを菊の花のようにあしらっていました。 最近、母が入院中のため、元気がなかった父も、美しい料理を前に少し気持ちがほぐれた様子。人間、どんなに落ち込…

ドイツ人はパスタが苦手? 

ここのシェフは、ドイツ語が堪能。そのせいかドイツ人のお客さんが多いようです。ドイツ留学をしていたイベリ子によれば、ドイツ人はパスタの食べ方が下手だから、すぐ見分けられるとのこと。たしかに、皆さん、細いカッペリーニ(細麺)に四苦八苦のご様子…

カボチャの花のフライ

今日の宿は、ハーフボード付き(夕食・朝食付き)のホテル、「da felicin」(一番下の写真)。 夕食は午後8時から、中庭のブドウ棚の下で始まります。宿泊客だけではなく、近くの村からも人がやってきて、補助テーブルが設けられるほどの盛況ぶり。シェフの…

ズッキーニの花のフライ

「Villa Novecento」のもう一つのお楽しみは、リストランテ。 写真は、「ズッキーニの花のフリット(フライ)」。チーズが詰まった「花のフライ」は私の大好物で、「fiori(花)」と「fritto(フライ)」の二文字が目に入れば、迷うことなく注文してしまいま…

メロンのリゾット

ホテルのリストランテで「メロンのリゾット」を食べました。丸くくりぬかれたメロンがコロコロ入った優しい味。メロンのスープで炊いてあります。上にちょこんとのっているのはミントの葉。これがけっこう利いています。 北イタリアは肉料理のイメージがあり…

三つ星「al sorriso」 

旅の友イベリ子と車を借り、ミラノの北西50キロのソッリソという村へ向かいます。今日はこの村にあるミシュランの三つ星レストランに泊まって、夕食をとる予定です。 「ARONA」という町で高速をおりると、まわりは田園地帯。ここまでくると地図は役に立たず…

TRATTORIA CIBO

自由が丘の唯一の不満は、これだと思うイタリアンがないことでした。スペイン、アイルランド、インド料理と国際色豊かなお店が多いのに、イタリア料理に関してはもう一つ・・・。 しかし、やっと感じのいいトラットリアができました。お店の名前は「TRATTORI…

Ferrara「I sofisti」のスペシャルパスタ

夕食は、これまた4日前から目をつけていたリストランテへ。いつも夜9時くらいに通るとテラスも店内もいっぱいなので、きっとおいしいお店に違いないと思っていたのです。 ここのスペシャリテ「パッパルデッレ・ソフィスティ(SOFISTIは店名)」(住所・via p…

フェッラレーゼになって、街を走ろう

実際、自転車に乗ってみると、この街はとても走りやすいのです。坂がなく、道が整備されていることもありますが、一番の理由は「右側走行が守られているから」でしょう。 また、うるさい「ベル」を鳴らす人もいません。というか、ベルを付けている人の方が少…

Aperitivo Ferrarese(フェッラーラの食前酒)

さて、お昼はどうしようかな。ホテルの人からは、近くの「HOSTERIA SAVONAROLA」をすすられたのですが、行ってみたらきちんとしたリストランテ風のお店。一人でフラリと入るという感じではなくて・・・。 結局、カテドラルの前にあるパスティッチェリア兼ガ…

いつも気張っていたかな?

フィレンツェに来て、こんなに落ち着いた気分になれたのは初めて。いつもどこか慌てていた私。指の先でほほに触れ、こわばった表情をしていないか確かめ息をはきます。 タコとカニのペンネ(トップ写真右上)は、4.1ユーロと破格の安さなのに、味は抜群。ド…

ごほうびランチ

今日は、一人でランチ。がんばった自分へのごほうびです。脱力感と解放感を抱えて向かったのは、駅から5分ほどのところにある「I'VINAIO」(via degli alfani70r)というエノテカ兼食堂(写真)。

il mio posto(私の場所)

6月22日(水) 今日は、文法、読解、作文、聞き取りの4つのパートに分けて試験が行われました。胃が痛い、はきそうというようなうめき声があちこちから漏れてきます。こういう反応は万国共通なんですね。

美味、いかのリングイネ

「belle donne」(via belle donnne 16r)は、にぎやかなサンタ・マリア・ノヴェッラ広場を一本奥に入ったところにある、目立たないオステリア。 外の小さなテラスまで満員ですが、無理やり詰めてもらって、席を確保します。 このところタリアテッレ(きしめ…

こんな時こそ、頭に栄養を

でもね。遊びにいけない分、お昼とおやつはしっかり食べました。市場のそばには、いくつもおいしそうなトラットリアがあるのですが、今日はその中の一つ「ZAZA」に行ってきました。海のないフィレンツェでは、魚貝類は値段も張り、家庭で食べることはほとん…

バターたっぷり濃厚ソース

当てにしていたリストランテはなぜか休業。まぁまぁこういうことはよくあることなので、別にがっかりもせず(だいぶ、イタリア感覚になってきた!?)、ブラブラと街の中心部の市場に向かいました。(トップ写真は、その中の野菜屋さん) 道に設けられたトラ…

家庭料理が食べられる「イル・チブレオ」

さてさて、今日は金曜日。たまには、ワインを飲みながら夕食したいねと学校の友達と、サンタンブロージョ近くの「トラットリア・チブレオ」に出かけました。 ここは、パスタやビステッカなどはないのですが、その代わりに「ポレンタ」(トップ写真)や「パパ…

おいしいもので憂さ晴らし

トップの写真は昼に中央市場近くの屋外トラットリアで食べた「ボンゴレパスタ」。市場のあたりは魚介類が食べられるお店が多いので、うれしい。 右の写真は、パン屋さんで買ったトルタ・ディ・メレ(りんごパイ)。登校途中にある、このパン屋さんに寄るのが…

コルトーナのビステッカ

今日のお目当ては、キアーナ牛のビステッカ(トップ写真)。コルトーナは、8月にビステッカのお祭りがあることでも有名です。おいしい料理を目当てにやってくる観光客(私?)も増えて、この小さな町もここ数年活気づいているそうです。 ちょっと小ぶりのフ…