「タルトタタン」
今年2回目のタルトタタンを焼きました。
タルト型にぎっしりとリンゴを並べて、砂糖とバターを散らしオーブンで25分、そのあとタルト生地をかぶせてさらに25分焼きます。リンゴの甘みと酸味がたまらなくおいしいタルトです。
タルトタタンは、1800年代後半、パリの南・ラモット・ブーブロンという村で小さなホテルを営んでいたタタン姉妹が作ったタルト。
デザート用のタルトに、パイ生地を敷き忘れたことに気づき、仕方なく上にのせて焼いたところ、あら不思議、とてもおいしく仕上がったとのだとか。
別名「逆さまタルト」。タルト生地がフタの役割を果たし、リンゴが蒸し焼きに。型の底にこぼれ落ちた砂糖がこげてキャラメル状に。失敗から生まれたジューシーで風味豊かなタルトは、後にパリの有名レストラン「MAXIM」のデザートに採用され、フランス中に広まったのだそうです。
ラモット・ブーブロン村に、今も残る「L'HOTEL TATIN」 。名物の「タルトタタン」は昔どおりのレシピで作られているそうです(HPにレシピあり)。 いつかここに行って本物を食べてみたい〜(夢)。
今日作ったのは、15cm型の小さいバージョン。紅玉4つを2段につめました。
しかし、焼いたリンゴにはアイスが合いますねぇ。マスカルポーネのアイスをちょこっと添えて。あったかーい部屋で冷たいデザートを食べる幸せ。
*参考:→「LE SITE DE OFFICIEL DE LA TARTE TATIN」 (タルトタタン公式サイト。ここにもレシピあり。英・仏語ですが・・)
*おまけ:リクエストをいただいたので「マスカルポーネ・アイスクリームの作り方」を追加しました↓
「マスカルポーネ・アイスクリーム」
【材料】
- 牛乳 200ml
- 卵黄 2個
- グラニュー糖 50g
- マスカルポーネ200g
【作り方】
- マスカルポーネをボールにいれ室温に戻しておく
- 卵黄とグラニュー糖を別のボールで白っぽくなるまであわ立てる
- 牛乳を沸騰寸前まで温める
- 2のボールに牛乳を少しずつ加え混ぜる
- 4を漉しながら鍋に戻し、弱火でかき混ぜながらあたたる。とろみがついたら火からおろし、氷水につけて冷ます
- 冷めたら、マスカルポーネのボールに少しずつ注ぎながら、混ぜ合わせる
- アイスクリームメーカーで25分。ない場合は容器に移しかえ冷凍庫へ(4〜6時間くらい?)。途中何度かフリーザーから取りだし、空気をふくませるようにやさしくかきまぜる