オリーヴの種取り器
写真は、「オリーヴの種取り器」。 昨年の夏、フィレンツェの中央市場脇にある台所用品専門の問屋さんで買いました。
フィレンツェ人は「ケチ」というか「お金にはシビア」なところがあって、バールやリストランテ、タクシーでもチップは余程のことがない限り渡さないし、固くなったパンの端切れも絶対に捨てないといわれています(それを利用した料理もあります)。
だからというわけじゃないけど、市場での「Sconto(ディスカウント)」は有効。「Piccolo Sconto(ちょっとマケてくれない?)」がダメでも、「Piccolo Piccolo Sconto?(ほ〜んのちょっとだけもダメ?)」と、多少の愛嬌&決してひかないド根性でたたみかけるべし。
フィレンツェの市場のおばちゃんやおじさんの間では、「値切り上手」は「しっかりもの」と受け止められるようで、二回目以降は言わなくてもおまけをしてくれたりとラッキーなこともあります(同じ店で何度も買うことも大事)。
さすがに1つだけだと言いにくいので、2つ以上買うときにはダメもとで試してみます。意外とこれが会話の糸口になって、「あなた〜、日本人なのにしっかりしてるわね」とか「学生?」「いつまで滞在するの?」「こんなのもどう?」とどんどん話が弾みます。Scontoそのものより、このかけあいが楽しくてやめられません。
あ、でもこれは市場とその周辺の個人商店での話なんで、リナシェンテ(デパート)なんかでやっちゃダメですよ(^^)
話は大きくそれてしまいましたが、このオリーブの種取り器。さくらんぼの種取りにも使えるというので「一石二鳥だなんてステキ〜」と買ったのですが、一度も使ったことはありません。
よく考えると私、オリーヴを食べることはあまりないんですよね(←じゃあなんで買ったんだ??)。 うぅ、でもいつかサクランボをどっさり使ったケーキでも作ってみよう。これを機会に活躍させるぞ!と、思ったり思わなかったり・・。今日からはキッチンのよく使う引き出しにしまうことにします。
日本で買うと2000円近くするらしいですが、4ユーロ(600円くらい)ほどで買えます。まとめ買いすれば多分3ユーロまではいけるかな。なんてね。
まだまだあります、使ったことのないもの♪続きはまた・・・。
↑こんなんつけたまま9ヶ月放置。種取り器って「Snocchiolatore」っていうんだぁ。イタリア語の方もすっかりお蔵入り??まずい・・。