cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

おばあちゃんのタルトとは?

 先日行った「vestri」というジェラート屋さんの隣にある小さなお店。料理学校の生徒さんに教えてもらったのですが、中がよく見えなくて、しばらく窓にはりついて様子をうかがいます。ようやく決心して入ると、お店のお姉さんたちが笑って手招きしている!?

 「トルタ・ディ・ボスコ(ベリー系のタルト)か、トルタ・ディ・ノンナにしなさいよ」と聞きもしないうちから、体を乗り出しておすすめを言ってくれます。

 「トルタ・ディ・ノンナ(おばあちゃんのタルト)?」、それはいったい何?

 タネを明かせば、レモン風味のカスタードに、松の実がのった小さなタルト(写真)でした。イタリア人でない私が食べても、どこか懐かしい味。

 イタリアのお菓子は甘すぎると言われているけど、きちんとしたパスティッチェリアのものは、それほど甘くないような気がします。街の中心から少し離れただけで、お店の人もみんなやさしい。でもカッティーボ(高飛車・意地悪)でない分、興味津々でこちらを見つめるので、汗いっぱいかいちゃうんですけどね。