フワフワの名物ボンボローネ

　ステイ先の朝食を抜いてきたので、お腹が空いてきました。観光もいいけど、まずはフィレンツェの名物お菓子を食べなければ始まりません。普段は方向音痴な私ですが、こういうときは妙に鼻がききます。教えてもらった「ボンボローネ」という揚げ菓子が食べられる店「cucciolo]は、ドゥオーモのそばの小道を入ったところにありました。

　ボンボローネとはドーナッツに似たお菓子で、フィレンツェの人たちがおやつに好んで食べるそうです。マルメラータ（ジャム）、チョコラータ、クレーマ（カスタードクリーム）入りなどいくつか種類があります。

　でも今日はあえて、「senza niente」（なんにも入っていないもの）。これが揚げたてで、涙がでそうにおいしいんです。軽く揚げた生地にお砂糖がまぶしてあるだけのシンプルなボンボローネ。これにカフェマッキャートを頼んで1.6ユーロ（約200円）。

　ひっきりなしにやってくるお客さんを見ていると、カフェと一緒にパクパクっと３口くらいで食べて出ていきます。一日に何度か揚げているので、揚げたてに出会う可能性は非常に高いと聞きました。しばらく、おいしいお菓子を食べていなかったので、今日は大満足です。

　11時発のLazzi社の長距離バスでルッカに行く予定なので、「聖ジョバンニ」のお祭りを見ながら、駅に向かいます。