cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

京都のおみやげ

どさくさにまぎれて、2月に京都で見つけたものを二つご紹介。
 下の写真は、鍛金工房「WESTSIDE33」の「おたま」。ここは、アルミや銅のお鍋などを手作業で製作している工房で、平松洋子さんが以前新聞に紹介していた記事を読んでずっと気になっていました。  
       
 槌で打ったあとが美しく、おたま1つ1つの形に味わいがあります。シンプルで無駄がなく、それでいて温かみを感じるデザイン。雪平鍋をはじめとする鍋類もほれぼれするほど美しくて、一生ものにしたい品ばかり。場所は三十三間堂の真裏。住宅街にひっそりと佇むギャラリー兼工房です。いつかまたお鍋を選びに行ってみたい・・。
      
     
 もう一つは、京漆器・象彦の「ふくろうのヤンボ」と名づけられた「蓋付き小箱」。「漆器はキレイだけれど手入れが大変」というイメージがあって今まで敬遠気味だったのですが、ふくろうに一目ぼれ。
 帰り際、「大事に使いますね」と何気なく言った一言に、「そんなふうにおっしゃっていただけると嬉しいです」とお店の方が喜んでくださって、手入れの方法などを丁寧に教えてくれました。旅のおみやげは、モノだけじゃなくて、そこで出会った人と心が通った瞬間の記憶、それが一番なのかもなぁと思ったりします。
   
 


<京都・お店紹介>

 

<追記>まったく関係ありませんが、イタリアにも「Preferire i piaceri della tavola all'amore(色気より食い気)」という言い回しがあるようです。だから何なんだって感じですが(すいません)、「イタリア人も食い意地はっているもんね〜」と、小さな発見が妙に嬉しかったので書いてみました。