cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

リンツァートルテ

 フランボワーズの残りを使って、オーストリアのお菓子「リンツァートルテ」を焼きました。製菓学校のテキストに出ていたのですが、作るのは初めて。
 えっと、本によると、ウィーンとザルツブルクの中間にあるリンツ地方のお菓子で、オーストリアでは「ザッハトルテ」の次に有名なんだそうです。
 見た目はやや地味め(超地味め?)。くるみたっぷりの生地の真ん中には、フランボワーズのジャムが入っています。香り付けに、すりおろしたレモンの皮とシナモンを少々。口に入れると、ほろほろと崩れ、フランボワーズの爽やかな酸味が広がります。
 イタリアにも、似た様なお菓子で「torta di lamponi(木苺のタルト)」というのがあるのですが、そちらはもっと大味でした。そしてもっと甘い・・・。まぁでもあれはあれでいいんじゃないかと・・・。イタリアのマンマのお菓子は、どえりゃあ甘いもんなんです。(たぶん・・)。そしてそれを食べて育つと、amoreがいっぱいの人になっちゃうわけです(たぶん・・)。
 
 ちょっと脱線しちゃいましたが、リンツ地方の「リンツァートルテ」。焼きたては、熱いジャムがとろけ出てくるので、夢中でフォークを動かします。一日たつと、ほろほろだった生地がしっとりと変化。二日目、三日目もさらにおいしいという話ですが、気づけば半分ほど平らげていました。ありゃ。
 
 でも実は私、軽いナッツアレルギーだったりして・・・。明日がコワイっす。



 BUON APPETITO!