cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

天然酵母の「スコーン」

 先週仕込んだ酵母は、日に日に熟成味を増し、ふくらみのある香りに変化してきました。
 毎朝、ふたを開けてのぞくのが楽しみ。プクプクと泡立つ姿がかわいくてたまりません。そろそろなくなりそうなので、二瓶目も仕込み開始。

 今日作ったのは、酒粕酵母入りの「スコーン」。「天然酵母でつくるお菓子」という本を参考にしました。
 このレシピのおもしろいところは、冷蔵庫で一日寝かせた生地はどっしりとした食感、四日目の生地は軽い食感と、低温発酵の進み具合で違う食感になるところです。毎日少しずつ焼いていけば、食べ過ぎる心配もなし??? 
 写真は3日目のスコーン。2つはプレーンで、あとの二つはレーズン入りです。今まで自分で作っていたスコーンは、「オオカミの口のように」真ん中からパックリ割れるフワフワのタイプでしたが、今日のは、細かい気泡が均一に層を作るシットリした生地です。保水力が高いのか、時間をおいてもあまり硬くなりません。

 天然酵母のよいところは、その風味もさることながら、酵母自体にうまみがあるため、バターやお砂糖の量を調節できることです。
 お菓子には、ある程度守らなくてはならない黄金比率があるので、カロリーのためだからといって、無理にお砂糖やバターを減らすと全体のバランスがくずれてしまいます。
 焼き菓子は大好きなのですが、気になるのはやはりバター。ベーキングパウダーを使ったお菓子より、ずっと時間はかかりますが、そのぶん体にやさしいお菓子になるのですから、試す価値は「大いにあり」です☆
 毎日食べても大丈夫なお菓子作りをめざして、しばらく「天然酵母」の魅力を探ってみようと思います。
次は何食べようかな♪