cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

LE PETIT NORMAND (ノルマンディケーキ)

 いやぁ、そんな言葉はすっかり忘れていましたが、最後の授業は「ホワイトデー」のケーキでした。
 某一流ホテルのチーフパティシエさんが特別講師として招かれたのですが、その華麗なるデモンストレーションには、ただただウットリ。
 「コツは高さをだすこと、あげる人の顔を思い浮かべながら作ること」とベテランパティシエさんの一言に、いつも自分が作っている「へのへのもへじ」のようなデコレーションを思い出してしまいました。比べちゃいかん。比べちゃ。
 トップ写真は、「LE PETIT NORMAND(ノルマンディケーキ)」。キャラメリゼされたリンゴに、カルバドス(りんごのリキュール)で大人の風味を加えたまろやかなババロアです。
上下は、卵白とアーモンドで作るダコワーズ。上に飾られたホワイトチョコはオレンジ色の模様入り。「女性らしさ、春らしい軽やかさは、ホワイトチョコが合うんです」とシェフ。「片思い」を表したハートの片割れのようなセルクル(型)が可愛くて、そしてちょっぴり切ないです。
 バレンタインデーやホワイトデーについては賛否両論あるようですが、こんなケーキが食べられるならずっと続いてほしいなぁ。輝くケーキたちを見つめながら、そんな風に思いました。
 試食タイムには、さらに「FRANBOISE FROMAGE(フランボワーズ・フロマージュ)」、「ガトーマロン(栗のケーキ)」も加わり、実習は無事終了。
 毎日甘いもの攻めにあったのに、この後の打ち上げはケーキ屋さんだったからビックリです。とにかくよく食べた二週間でした。ペンギンたち、おつかれさま。