cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

大家さんとバトル

 6月16日(木)

 実は、月曜日から大家さんのアンナとの関係がギクシャクしています。ことの始まりは、アンナが朝食を3日連続で忘れたことからです(ホームステイ生活が始まって1週間目の土曜日から)。

 その後も、朝食の用意を忘れること数回。また夕食は、前菜だけ作って遊びにいってしまったり、いやまだあればいいほうで、何も作らずに、夜中に帰ってきたことも。もちろん、あやまりの言葉など一切なし。問いただしても、「忘れちゃった」の一言。ううん。恐るべし。

 高いお金を払ってこれではあんまりだと思い、学校の担当者に話して、本人に注意してもらったところ、一昨日から目も合わさなければ、口もきいてくれない。

 私への呼びかけも「cipolina」から、いきなり「シニョリーナ」になっちゃって悲しいったらありません。名前を呼ばんか、名前を!!!。

 今日はアイロンを使おうとしたら、別料金を払ってほしいようなことを言われて、一瞬言葉を失いました。電気代が高いから使わせたくない、とかいう理由です。同居人のマギーに話したら、「こんだけ払って、なんで電気代が足りないの!」と一緒に怒ってくれましたが、聞こえないふり?(アンナの得意技)

 フィレンツェのホームステイ代は、他の都市よりも圧倒的に高いと言われていて、3、4人の学生を抱えれば、それだけで生計をたてられるといいます。

 したがって、ステイ先の希望家庭は多く、ステイ先のリストから外されないよう、マンマたちは、日々がんばっています。他の生徒に聞いても、働き者で、料理上手なマンマはプロフェッショナルに徹していて、つねに笑顔でやさしく接してくれると言います。