Choux au Caramel (キャラメルシュークリーム)
子どものころから大好きだった「シュークリーム」。やわらかな皮とトロリとしたクリームのコンビはもう最強ですよねぇ。でも、しっかり焼きこんだハードなシューも魅力的。ちょっと塩がきいた香ばしい皮とバニラクリームの組み合わせ。あぁぁ。シューって悩ましすぎる。お店にいくといつも迷ってしまうのです。
そんなシューの世界に、私を惑わせる新たな波がやってきました。
えー、一見メロンパンっぽくも見えるこの子たち(↑)。 フランスのジェローム・ロンドリューというパティシエが考案した手法で、サブレのようなさくさく感が特徴です。
ひび割れた表面は「クリスティヤン」という生地。シューの上に重ねてやくとこんな模様になります。(日本でも最近サブレシューという名前で出始めているようです)。
クリスティヤンを重ねることで、クリームの水分を吸いずらくなるので、サクっとした感触が長続きします。この方法はシュークリーム界(ってあるのかしら?)に衝撃を与え、数々のお菓子屋さんが取り入れるようになりました。
数年前、パリの「PAIN DE SUCRE」では、このクリスティヤンをさらに進化させたカラフルなエクレアを発表。ピンク、グリーン、バイオレットとマカロンのような華やかさ。これまた一大旋風を巻き起こし、様々なアトリエで「ニューモード」として紹介されるようになりました。
ワタシも帰国したらすぐ作るぞ−なんて意気込んでいましたが・・・・。気づけば8カ月もたってしまい・・・。腰がますます重くなったのを感じる今日この頃。とんとん。
というわけで、今日が初試作。まずはプレーンを作りました。普通シューは表面がゴツゴツとした岩のように焼き上がりますが、この方法だと、きれいにまあるく膨らみます。んー。不思議だぁ。
中には、キャラメルバニラのクリームをつめました。いずれの皮にしろ「?キャラメルにはバニラがマスト」「?クリームはたっぷりずっしり詰め込むべし」。ほかのことは迷ってばかりの私ですが、この2つだけはゆるぎません。・・・ってそんな胸張って言うことでもなかったですね。ぱたぱた(鼻息よ散れ)。
いずれ第二弾をば。