あずきチョコマロン
四国でお遍路をされる方たちを、「お大師様(弘法大師様)によばれてきた」というそうです。
四国八十八箇所をまわるには、徒歩で平均3ヶ月。時間があってもお金があってもそれだけではできないこと。お大師様がよんでくださった、そう思う気持ちが道中の支えになるといいます。
ずっと行きたい場所、いつでも行けそうな場所。近くても遠くても、心の中にあるだけで何年もたってしまった、そんな場所がたくさんあります。
でも、もし行くことができたなら、それは神様がよんでくれたから(縁があったから)。そう思うのも悪くないなぁと思います。
旅をしているといつまでも旅をしていたい。このまま時間がとまればいいと思うことがあります。
でも家に帰ってお茶を一杯淹れると、「やっぱり家がいちばん」とつぶやいてしまうのです。帰る場所のあること。その大事さを確認するために旅にでるのかもしれません。
本日のおやつは「あずきチョコマロン」。生地にガナッシュとこし餡を練りこんでいます。季節を度外視で、栗の渋皮煮もゴロゴロっといれてみました。こし餡のおかげで生地がしっとり。やさしい甘さ。なかなか会いにいけない方に、一本お送りしてみることにします。
あ、二本あるんでご心配なく。
ぱくっ。
今年こそ中津川に行きたい・・・。栗がおいらを呼んでいる(気がする)。