シエナ・最後の授業
笑顔と抱擁と、ちょっとだけ涙目になった授業最終日。
生徒からルイーザへエプロン&調味料一式をプレゼントしました。
写真右、目隠しされて、おどけたポーズをとるルイーザ。
エプロンには彼女の口癖「ALLORA(それじゃ、えーっと)」が書かれています。全員爆笑の一瞬。
そしてこの日ももちろん料理をしました。リチェッタ(レシピ)は6品。今までで一番多いっ!!! おいていかれないように頑張らなくては。 ALLORA(それでは)♪
最後のレッスン
- SFORMATINI DI MELANZANE AL BASILICO(ナス&赤ピーマン&バジリコの温かいフラン)
- RAGU'D'ANATRA AI PORCINI(鴨とポルチーニのラグー)
- PASTA FATTA IN CASA (玉ねぎのフォカッチャ)
- COSCIOTTO DI AGNELLO ALLE PRUGNE(プルーン&ローズマリーを巻き込んだ羊のもも肉のロースト)
- SFORMATO DI CAVOLFIORE(カリフラワーの温かいフラン・付け合せ)
- DOLCE SOFFICE ALLE BANANE E ACETO BALSAMICO (バナナのふわふわセミフレッド、バルサミコ酢とさくらんぼのリキュールのソース)
途中、デザートを失敗して作り直す(ルイーザがバナナを買いに走ることに)というハプニングがあったものの、無事終了。
毎回いろんなことがありましたが、最終的に一定のレベルまでひきあげてくる先生の力量にはいつも感心させられました。
決して人のせいにしない、グチを言わない、面倒くさがらない、料理に対する情熱。ルイーザは先生としても人間としても尊敬できる素晴らしい人でした。
そして、私たち生徒9人には、授業の最後にディプロマ(卒業証書)と学校のマークが入ったエプロンが渡されました。もれなく祝福のBACIO(ホッペチュー)付き(笑)。
同じ時期に「シエナ」に引き寄せられ、同じ食卓を囲んだgolosi(食いしん坊たち)。「同じ釜の飯」ならぬ「パスタ」を食べてきた日々は、忘れられない思い出になると思います。
もう一度この席に全員集まることは無理だとしても、いつかまた別の形で別の場所で再び出会える日がくるかもしれない。会おうという気持ちさえあれば、お互いを必要とする日がくれば、いつだって飛んでいける。なんだかそんな気持ちになりました。そしてそこにはきっとまた幸福の食卓が待っているはず。。。
SALUTE!
明日から、ボローニャの生活が始まります。