cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

台北幸福茶話時間

 台北旅行記の最後は、お茶&おやつ時間です。なにとぞおつきあいのほどを。ぺこりぺこぺこ。

「竹里館」


ここぞとばかり食べまくった旅行中、胃がおかしなことにならなかったのは、いやむしろ快調(腸)だったのは、お茶のおかげだったんじゃないかと思います。えぇ、もう絶好調(腸)。(←そんなにか)。 体の調子をととのえてくれるだけではなく、気持ちも落ち着かせてくれるお茶。 そんな台湾茶のことをもうちょっと知りたい、家でも上手に淹れらるようになりたい。というわけで茶藝館でお茶の淹れ方を教わることにしたのでした。


 やってきたのは、茶藝館「竹里館」。「台湾のお茶は、日本の茶道ほど難しい決まり事はないんですよ」とお店のお姉さん(かわいかった&日本語上手)。 時間をかけて丁寧に淹れたお茶をふるまうことを、台湾では「工夫茶」というそうです。大きな土瓶の口から静かに立ち上る湯気。目の前にセットされた茶道具。ままごとのように小さな急須や茶器の使い方を教えてもらいます。茶托の上にならんだ二つの茶器うち、細長いのは香り専用の「聞香杯(もんこうはい)」。両手にはさんでゆっくり回しながら香りを楽しみます。この日はそれぞれが違うお茶を淹れてふるまいあいました。余談ですが、台湾ではお茶のホストは男性がつとめることが多いのだそう。「土瓶が大きく重くできているのはそのせいなんですよ」。ふーむ。お茶男子かぁ。いいなぁ。いつでも喜れるぞなもし。


陶作坊




 茶藝館で半年分くらいのお茶を買い込んだので、次は茶器!! というわけで、シェラトンホテルの地下にある陶器のお店「陶作坊」へ。たまたまここに宿泊していたので、最初の日にのぞいて、店主の陳さんに、陶器や青磁の器を見せていただいていたのです。お話したり、お茶をいただいたり、器の組みあわせを考えたり。。。一時間くらいかけて茶器を選びました。ひととおり終わり、ほっとしたところで、「今日茶藝館で勉強してきたんですよ」と言うと、「それでは復習しましょうか」と言うことになり・・・(冷や汗)。「じゃちょっと聞香杯のところやってみせて」と言われてオタオタ。「その器を次にどうしますか」と言われてアワワ。あれ、どうだっけ?(白目)。陳さんのお人柄もあり、ここでのお茶(阿里山烏龍茶)が、台湾で飲んだ中で一番おいしく忘れがたいものとなりました。器はいずれまたご披露をば。

「微熱山丘」(Sunnyhills)



 茶葉も買ったし、茶器もそろったし、となれば次は「お茶菓子」!! そして台湾定番のおやつといえばPケーキ(パイナップルケーキ)。Pケーキ専門店「微熱山丘(Sunnyhills)」*1 へ行ってまいりました。MRT松山空港駅から徒歩15分ほど。ちょっと不便なところにあるのですが、でも「Pケーキ界に革命を起こした」なんて言われているお店とあれば、えぇ、歩きますともー。
写真は、試食でいただいた「Pケーキ&お茶」。まるまる一個とはなんと豪気な。これだけ食べて帰ったらどうなるんだろうく(おい)。 パイナップルの果肉がそのまま感じられるパイン餡。街のお菓子屋さんやパン屋さんなど街のあちこちで見かけるお菓子ですが、このお店のように100%パイナップル餡を使ったPケーキはなかなかないそうです。味もさることながら、パッケージデザインの可愛いこと。見た目ってやっぱり大事ですよね。日持ちは2週間ほどとのこと。よいおみやげになりました。

春水堂


 冷たくて甘いお茶もありました。パールミルクティ発祥のお店「春水堂さん」で、「レモングリーンティー」と「タピオカ入りパールミルクティ」(BUBBLE MILK TEA)。大きいサイズを頼んだら、ビールジョッキのようなグラスで、びっくらこきました。前述の竹林館のお店の方によれば、最近はお茶のカクテルも流行っているそうで、テキーラと烏龍茶とかあわせると美味しいとのこと。んー、飲んでみたい。



アフタヌーンティー in シェラトン台北



 シェラトン台北のウェルカムアフタヌーンティー。スコーンやサンドイッチの伝統的なものではなく、イチゴのヴェリンヌやマンゴーのムース、お酒にも合いそうなピンチョスなどなど。並べ方も洗練されていてカッコイイ。モダンなアフタヌーンティーでした。しかしこれを4時に食べちゃうと夜ご飯どうするって話で・・・。

思慕昔」(スームーシー)


 さて、長々と続きました台湾のお話もこれでお終いです。ご迷惑も省みず好きなだけ書きました。自分でも終わってちょっとほっとしています(え)。そしてちょっとだけ寂しい。最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。ラスト写真↑は、「思慕昔」の草莓雪花冰(イチゴのミルクカキ氷)。

*1:近く日本にも支店ができるとのこと