京都ぽこぽこへその旅 後記
狸を追って歩いた京都の旅、最後にざざっと写真をあげておきたいと思います。(最近多すぎるっちゅう話も・・)。はぁ、旅はいいですねぇ。三度のお菓子よりもいいくらい。でも土地には神様が住んでいて、もしその神様がよんでくれたらきっともう一度行ける、そんなふうに信じています。京都の神様、どうぞよろしくお願いします。ぽんぽん。拝。
狸の道をたどりながら、清水寺、八坂神社、天龍寺(ここには狸ではなく達磨さんと龍がいました)などなどを訪ねました。冬は拝観中止や工事のところが多くて残念。でも仁和寺では普段公開していない金堂・経堂の特別拝観があったり思いがけない出会いもありました。
町歩きポコポコも楽しゅうございました。途中、珈琲の香りにフラフラ、和菓子屋さんの暖簾にクラクラ。イノダコーヒーの朝食はステキでした。前田珈琲のホットドッグの大きさに圧倒されました。店構えがまたなんともいえない風情がありまして。スマート珈琲、六曜社、フランソワさんなどなど、珈琲巡りもしてみたいけれど、和菓子屋さんめぐりもしたい。特に栖園さんの琥珀流しが食べてみたい。あぁ、煩悩の町・京都。
そして、この旅でどうしてもしてみたかったことの一つは、狸の総本山にしてみたらし団子発祥の地「下鴨神社」へ行くことでありました。写真左上は、神社のそばに建つ「加茂みたらし茶屋」さん。
「平安時代、下鴨神社糺の森(ただすのもり)のみたらし池に湧き出す水玉を形取って作りあげたのがみたらし団子でした。はじめ一つ、後に四つが串にさされ、一本の串は五体を表しています。昔は神前にこれを供え祈祷を受けた後、家に持ち帰っていただきました」(参考:加茂みたらし茶屋の説明書きより)。
お団子は三つだと思いこんでいましたが、昔は5つだったんですねぇ。待っている間に尻尾がぽこりん。はへ。つい興奮しちゃって(隠し隠し)。5分ほどで運ばれてきましたのは、焦げ目のついた香ばしいお団子。炙りたての温かなお団子に甘辛のたれをたっぷりカラめていただきます。はむぅ。狸になってよかった(涙)
えー、そんなわけで、念願のお団子をいただいて、私の狸旅も終わりました。長らくおつきあいいただきましてありがとうございました。少々寂しいですが明日からは人間に戻ろうと思います。またいつの日か京都でお会いできることを願って。ぽん♪
- 作者: 小栗左多里,トニー・ラズロ
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六曜社のドーナツ模様の包み紙を手がけた甲斐みのりさんが綴る京都案内書。女性(乙女)ならではの視点で選ぶ京都のお道具やおみやげが楽しい。針仕事がからきしダメな私もこの本を読んで、「お裁縫用品揃い(みすや忠兵衛)」が欲しいぃぃと思うように。京都は「針」の産地としても有名とのこと。おみやげに「かわいいまち針」というのもよいかも??