cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

チョコとピスタチオのケーキ(2個)

 奈良・西大寺前にある「GATEAU DE BOIS(ガトー・ド・ボワ)」さんに行ってきました。いただいたのは、マナウス(トップ写真)とアンブロワジー(写真下)。
 どちらも、チョコレートとピスタチオ、ラズベリーという構成。ピスタチオって言葉に反応してしまう今日この頃。
 オーナーシェフの林さんは、1991年に「クープ・ド・モンド(リヨンで開かれる世界大会)」優勝、1997年には「メートル・ド・パティシエ(ドイツの世界大会)」でも入賞されたお菓子会の神様のような人。
 成城マルメゾン、ホテル西洋銀座などで修行され、20年ほど前に実家のある奈良でお店を開かれたそうです。


 
昨年、「ルカ・マンノーリ(イタリア)」(10年前の優勝者)で、3月に「フィオレンティーナ(東京)」(昨年優勝)でクープ・ドゥ・モンド出品作品を食べる機会に恵まれましたが、16年前に考案されたボワさんのケーキはそれらと比べても古いという感じがまったくしませんでした。
 今のチョコレート菓子のスタイルは、16年前にすでに確立されていたというんだなぁと思うと感慨ひとしお。とろーりとろけるチョコにクラクラ。

 こちらが(→)、優勝作品アンブロワジー。ムース・ショコラ、ピスタチオのバヴァロワにフランボワーズのジャムなど6〜7種類のパーツで構成。ピスタチオがチョコに負けない存在感。630円なり。

 余談ですが、上野のイナムラ・ショウゾウさんは、西洋銀座時代の先輩にあたるとのこと。(私イナムラファンなもので)。 
 「イナムラさんからは、『当たり前のことを当たり前にやる大切さ』を教えていただいた」となにかのインタビューで答えていらっしゃいました。うーむ。極めた人の話される言葉は実に謙虚で奥深いと思いました。
 



※GATEAU DE BOIS(ガトー・ド・ボワ)

住所:奈良市西大寺南町1-19-101
電話: 0742-48-4545
年中無休
近鉄西大寺駅から徒歩二分 


※奈良のご飯とパンをちょこっと↓