フォカッチャ練習中
シエナの学校で何度か作ったフォカッチャ。忘れないうちにと思い、12月に8回ほど練習しました。あぁでもないこうでもないとやり直し、一回作ると二日は食べなくちゃいけないわけなんですが、全然あきないんですよねぇ。フォカッチャは偉大であります。
しかし、最初にルイーザ(先生)のやり方をみたときは仰天しました。捏ね上げの状態(だいたいまとまればOKだし)、生地の伸ばし方(指でぐいぐいおしてのばしてるし・・)、オーブンにいれる前にオリーブオイルをジャブジャブかけたりと、それはもう日本では絶対やってはいけないといわれることばかり。心の中で何度「ありえない〜」と叫んだかわかりません(笑)。
しかし、私の心配をよそに出来上がるものは、毎回素晴らしくおいしいんです。もっちりと弾力のある生地。焼きたてのホカホカをほうばりながら、常識ってなんだろう??正しいってなんだろう??と、なんだか考えさせられたcipolinaであります。
写真上は、ローズマリーと塩だけのシンプルなフォカッチャ。
↓他にもトマトとオリーブのフォカッチャや
↓玉ねぎのフォカッチャ。これもおいしかった〜。
ただ、イタリアで「00番」とよばれる強力粉は、日本のそれとは挽き方も質も若干違うようで、同じように作ると失敗してしまいます。
ちょっと前までは、クオカで「00番」が手に入ったのですが、現在は中止しているので買えず(涙)。
そんなわけで、国産のはるゆたかと、フランスパン用の粉、セモリナ粉、米粉をブレンドしながら試行錯誤を繰り返しています。
そして、いつも器械任せの「捏ね」ですが、「手」でがんばっています。こねすぎないようにするには手じゃないとだめみたいで。
必須のパンチ(ガス抜き)もなし。不均等に空気が入っている生地のほうが、なんていうか、その〜、イタリアらしいのです(?)。
パン作りの心得がある方には、とても怖くてお教えできないようなことを、ほかにもいろいろやっております。ほほっ。
イタリアから遠くはなれ、せっかく覚えた単語も抜け落ちていく日々でありますが、こんないいかげんな方法でフォカッチャを作っていると、なぜかしらイタリアを身近に感じるのであります。不思議だなぁ。
本日は生ハム入りパニーニ。1キロ買ってきたので、思いっきりいれてみました。それでは失礼して。
かぷっ。
*フォカッチャ配合メモ(まだ練習中なのでメモだけ)↓
「フォカッチャ・トスカーナ(配合メモ)」(18cmの四角型使用)