cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

表参道「フェリチタ」

 3月8日は「国際女性デー」でした。耳慣れない言葉でもう一つピンときませんが、イタリアでは別名「GIORNO DELLE MIMOSE」とよばれていて、女性にミモザの花を贈る習慣があるそうです。
 この日、イタリア料理&ワインをこよなく愛するEさんとKさんと出かけたのは、表参道の「フェリチタ」。食前酒には、ブラッドオレンジジュースをスプマンテで割ったカクテル「ミモザ」をいただきました。
 実はこのお店に来るのは、今回2度目。続けて同じお店に行くと、おいしければおいしいほど、前回の「記憶の味」が勝ってしまって、新鮮味が薄れてしまうことがあるのですが、一皿目から完全ノックアウトの素晴らしいお料理が並びました。
 特に印象深かったのは、前菜の一品「鴨のカルパッチョ」(通称・鴨パッチョ?)。生の鴨肉の下に、甘口ドルチェワインでマリネされたフォアグラ、薄切りのリンゴ、松の実とクルミが重ねられ、上には濃厚なバルサミコソース。完璧な和音が低く高く口の中にとろけ、甘美な余韻に酔いしれます。ど真ん中ストレートの剛速球に、「この後のプリモ、セカンドはどんなことになってしまうんだろう」と震えるほどの喜びを覚えてしまった、ちょっとMなワタクシです(←変な人ではありません。念のため)

 そして、前日に引き続きワインをクイクイいっちゃいました。桜色のワイン、ほんのりオレンジ色のワイン、シチリアのおばあちゃんの手書きのエチケットの白ワインなどなど・・・。知らぬ間に(?)ボトルの花束がテーブルに広がります。

 フェリチタのよいところは、なんといってもお店の方が楽しそうに仕事をしていることです。今年のお店のモットーは「イケイケでがんばることです」とソムリエさんが笑っていました。ちなみに去年は「ノリノリ」だったそうです(あれ、逆だったかな)。

 今日も「いいこんころもち」。(一緒にいたEさんの口癖を勝手に拝借^^)。夢のような時間にポワ〜っとしていたら、ソムリエさんが「終電時間がそろそろ」と伝えにきました。危ない危ない。前に来たとき、家が遠いと話していたのを覚えていてくれたんだと思います。イケイケでしっかり者のお店の方に感謝。そして参りました。
 夜はそれなりのお値段がしますが、ランチは1200円からとお手ごろのようです。うっか飲兵衛さんも、ランチなら大丈夫!?
 

※1月の訪問日記(参)→http://d.hatena.ne.jp/cipolina/20060125