青山「PIADINA」
昨日、青山の日伊協会で行われた「トスカーナワイン」講座（なんと無料）に行ってきました。名門フレスコバルディのワインとあって、教室はもうぎゅうぎゅう詰め。フィレンツェの料理学校・APICIUS(アピチュス）の人が講師だったのですが、試飲までの説明は延々一時間。話し好きにもほどがあるっ！その間にお腹がグーグー鳴って、試飲の前に倒れるかと思いました。
講義が終わるや否や、Hさんと飛び込んだのは、青山一丁目の郵便局を曲がってすぐのcafe。名前もロクに確認していなかったので、入ってビックリ。実はここイタリア式のホットサンド「PIADINA（ピアディーナ）」を出すお店だったのです。
ピアディーナとは、うすいピタパンのような生地に、トマトやモッツァレッラ、チキンなどの具をはさんで二つ折りにして焼いたもの。ボローニャやフェッラーラなどエミリア・ロマーニャを旅行したときにバールでよく見かけたものです。すでに出来上がっているパニーニを温めるのとは違って、その場で生地を一枚ずつ焼いてくれるのが嬉しいところ。「クレープあるいはタコスの原型はピアディーナかも」なんて考えながら、出来立て熱々を頬張ります。
ランチは、ピアディーナとパスタがセットになって800円。一緒に飲むカフェは100円とお値段もお手ごろ。そしてこのピアディーナを焼いているのは、プーリア人のジョルジョさんとヴェネチア人のフロリアーノさんという陽気なイタリア人コンビ（年齢不詳）です。場所柄かイタリア人もひっきりなしにやってくるので、店内にはイタリア語が飛び交っています。う〜ん。学校より、ここに来た方が勉強になるかも（笑）。
店名はその名も「Piadina」。まだ2週間前にオープンしたばかりだそうです。このコンビ、わざとイタリア語で話しかけて、お客さんをドギマギさせますが、ほんとは日本語も完璧。なんと11年も東京に住んでいるのだそうです。
「ピアディーナってどんな食べ物？」と思われた方、「おいしいイタリアンカフェを飲みたい方」、よかったら一度行ってみてください。私がバイトしているかもしれません。（うそです。）
