パティスリー・イナムラショウゾウ

上野・東京国立博物館で開催中の「ベルリンの至宝展」を見た帰りに、そこから歩いて約7分の「パティスリー・イナムラショウゾウ」に行ってきました。いや、ほんとは逆。「イナムラショウゾウ」のついでに、美術展に行ったというのが正解だったりして。
　「好きなケーキ屋さんは？」と聞かれるたびに、頭に浮かぶのが「パティスリー・イナムラショウゾウ」です。特にスポンジ生地は、他に類のないほどのおいしさ。新しいお店を開拓した時に、比較の基準となるのもここのスポンジです。
午前11時半。お店の前には10人ほどの人が並んでいます。上野からも鶯谷からも遠い場所にありながら、5年前のオープン当初から、その人気はいささかも衰えていないようです。
ここに行ったら、必ず買いたくなるのが「いちごのロールケーキ」(写真右奥）。イチゴの酸味・甘み・旨味が凝縮されたジャムは、イチゴ本人（？）さえ気付かなかった内なるパワーを最大限に引き出したものです。脂肪分50％の濃厚な生クリーム、目の詰まったコシの高いスポンジ、一つ一つのパーツに職人の心意気を感じます。立ち姿もキリリと凛々しい「ロールケーキの王者」に、今日もまたノックアウトされました。
　イチゴロールの他にも、「上野の山のモンブラン」「ドームショコラ」「利休」「キャラメルカステラのパウンドケーキ」を購入。これは夕食代わりに食べる予定です。感想はまた別の機会に。