Tarte clafoutis aux pommes (リンゴのクラフティ)
今日のおやつは、「Tarte clafoutis aux pommes (リンゴのクラフティ)」です。
Apfel-mandel-kuchen (リンゴとアーモンドのケーキ)
近所の製菓材料の問屋さんから、バター入荷の知らせが来まして、いそいそと取りに伺いました。希望の3分の1ほどの量で、ひとつづつ違うメーカーさんのバターでしたが、それでも本当にありがたかったです。これからは失敗は許されませぬ。むむむー(←気合をいれてるつもり)。
写真↑、珍しくドイツ菓子のレシピから、Apfel-mandel-kuchen (リンゴとアーモンドのケーキ)。クリスマスの雰囲気を出したくて、クグロフ型で焼いてみました。
試しにパウンド型でも焼いてみました↑。
元のレシピではリンゴを生のまま使うのですが、うちでは軽くソテーします。フライパンで砂糖を焦がしリンゴをキャラメリぜ。バターとカルバドスをまわしかけてジューという音がしたらクルクルっとゆすってお終い。これだけでおいしかったりします(よだれ)。
キャラメル味のリンゴを包むのは、アーモンドプードルやカソナード(ブラウンシュガー)を混ぜたしっとりとした生地。仕上げには雪(粉砂糖)をたっぷり降らせます。
素朴だけれど味わい深い焼き菓子。その気になれば、サラダ油でもオリーブオイルでもケーキは作れるかもしれないけれど。バターよ。君がいなくては私は生きてゆけません。しみじみ思うこの頃であります。
Tarte aux Pommes(タルト・オ・ポム)
数年おきにやってくる「バター不足の危機」。
ご存じのとおり、今回は非常に深刻でして、わたくしも9月くらいから、金策ならぬバター策にかけずりまわっていました。
しかし、10月には無塩バターを仕入れることは不可能に。
ここ数年クリスマス時期にやっておりましたクッキーボックスの発送は、バターの都合がつかず、今年は見送ることになってしまいました(涙涙そして謝罪)。
わずかに残っているバターはもう1グラムも無駄にできません。死ぬ前に食べたい10のものは何かと考えましたら(←そこまでか)、リンゴのお菓子ははずせない!!!
というわけで、本日のお菓子は、Tarte aux Pommes(リンゴのタルト)であります。
Terrines aux Poires e Kaki (洋梨と柿のテリーヌ)
和菓子ほどではないかもしれませんが、洋菓子にも季節のものがあります。
旬の果物を保存し生かす。そんな発想から生み出されたお菓子の数々。
この中には、昔々から受け継がれてきた知恵がつまっている。
そう思うと、やさしい甘みがひとしお胸にしみます。
写真↑、今日のおやつ、 「Terrines aux Poires e Kaki (洋梨と柿のテリーヌ)」。
甘口ワインに浸した洋梨と柿。ヴァニラ、胡椒、ジンジャーを加え、ことことコンポート。
間にゼラチンをはさみながら型につめ、オーブンの低温(100度)で30分ほど湯煎焼きに。
その後、一日かけてじっくり冷やし固めます。
季節の果物の組み合わせ。
秋らしい色合いに見えるとよいなと思いながら。
待ってる時間もごちそうです。