cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

LENARD'S BAKERY「MALASADAS」

 台風27号の接近で出発が危ぶまれたハワイ旅行でしたが無事旅立つことができました。現地では晴天続き。日差しがきつい午後はホテルでまったり。と言いたいところですが、一度ならず父ヒロシが行方不明になり、あれやこれやすったもんだありつつ・・・。終わりよければすべてよしということで、はい。がんばりました。わたし。よしよし(涙)。



 さてさて、ハワイには心躍るおやつがたくさんありましたが、いっとう素敵だったのは「LENARD'S BAKERY(レナーズベーカリー)」の「MALASADAS(マラサダ)」でした。
 注文してから揚げてくれるまあるいドーナッツパン。オリジナルは、お砂糖をまぶしただけのプレーンシュガー。お店にははふわふわの熱々をほおばるお客さんたちでいっぱい。手も口もべとべと。でも最高にハッピーな気持ちにさせてくれるお菓子なのであります。 
 マラサダは、もともとポルトガルのPAO-DOCEとよばれる穴のないドーナッツのこと。1952年創業のレナーズ・ベーカリーでは当初懺悔の火曜日(2月〜3月)のお菓子として販売されたようですが、ほどなく看板商品になり毎日売られるように。今ではハワイを代表するおやつの一つになったそうです。


レナーズ・ベーカリーのマスコットキャラクター
食べる前は「微妙・・・」と思っていましたが、今は「食べちゃいたいほどかわいい! 」です。


お店はクヒオ通りから13番の市バスに乗り15分ほど(バス代2.5ドルでした)。不安な気持ちで乗り込んだバスですが、「Lenards Marasadas」と書いたメモを見せると、運転手さんも乗客の人たちもニコニコ顔。停留所につくと「レナードだよ」「enjoy」とあちこちから声がかかりました。
ハワイの人なら誰もが知っているマラサダ。ふんわり甘くてやさしくて、どこかなつかしいお菓子でありました。