cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

母のピクルス

     
id:ribbon-kitchinさんから、「酔っ払いバトン」を頂戴しました。でも、過去に「お酒バトン」というよく似たバトンをお引き受けしたことがあるものですから今回はご遠慮させていただきまして・・・。代わりと言ってはなんですが、フルーツ漬けの名手ribbonさんに敬意を表し、我が家の定番おつまみ「野菜のピクルス」をご紹介したいと思います。
 えー、これは母が昔から作っているものでして、梅干しや煮豆に並ぶうちの常備食。実は私、ハンバーガーに入っているピクルスは苦手なんですが、これは大丈夫という。。。たぶん自家製は漬物というよりサラダっぽい感覚で食べられるからだと思います。
 材料は、キュウリに大根、セロリなどなど。冷蔵庫の残り野菜をなんとかしなくちゃというときに思いついたメニューなので特に決まりはありません。適当です(母)
 とはいえ、子供の頃、「あまりものピクルスだね」と言うと「気まぐれピクルスです」と必ず訂正されました。そこは言い間違えてはいけないようです(笑)。主にセロリの処理に困ったときに作っていたような気がしますが気のせいかもしれません。はい。
 作り方は気が抜けるほど簡単。母のピクルスは、お酢と油と塩胡椒と鷹の爪のかけら、そして香り付けにローズマリーを少し。あとは時間という名のスパイスだけです。おいしくなれ〜という念力もちょっと必要(母)。
 仕込んでから三日目からが食べ頃。ビン詰めのよいところは、日々味がしみて味が変化していくことです。一週間くらいたつとまた違ったおいしさに。野菜はビンの中でいきているんだなぁと、フタをあけるたびに嬉しくなります。
 きりりと冷えたビールやワインのおつまみとして、またサラダを作るのが面倒だなぁというときに(よくある)も活躍してくれる万能選手。野菜室をあけて、キュウリがちょっととか、にんじんの端っこがあまっているのを見つけると、しめしめと思う今日この頃。昔は、母がせっせと楽しそうに作っている理由がわからなかったのにと苦笑いするのであります。


 cipoママのピクルスの作り方はこちら↓。野菜の分量も書きましたがあくまで目安。しつこいようですが適当でけっこうです。ただ味付けは思い切ってしっかりつけた方がいいような気がします(個人的には胡椒きつめが好き)。酔っ払いの皆さんにもそうでない皆さんにもお試しいただけましたら幸いです。




 「Pickles della Mamma」


【材料】

  • キュウリ  2本
  • ニンジン  1/2本
  • セロリ   1本
  • 大根    1/4本
  • アスパラ  3本
  • 鷹の爪   少々 
  • 塩・胡椒   適宜 
  • ローズマリー 少々
  • サラダ油(オリーブオイルでも可) 大さじ4
  • 酢                大さじ4

【作り方】

  1. ボールに、サラダ油、酢、塩胡椒をいれ軽く混ぜておく
  2. 野菜を短冊切りにする。ニンジンなどかたいのものは薄めに切る
  3. 鍋にお湯を沸かし、塩を少々いれ、1の野菜をかたいものから順番にいれていく。サッと20秒ほどゆでてザルにあげる。
  4. しっかり水を切り、熱いうちに1のボールに入れてよく混ぜる。塩胡椒がきいているか味見をする
  5. ビンにつめる。このとき、ローズマリー、鷹の爪を加える(いれなくてもよいです。おこのみで)
  6. 冷蔵庫で冷やす。3日目くらいからが食べ頃。10日〜2週間日持ちします

追記:時々ビンの上下をひっくり返してください(オイルがいきわたるように)