cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

さくらんぼのシロップ漬け

     
 
 さくらんぼの季節が、終わりに近づいてきました。
 先日、Wikipediaをひいてみたら、「サクランボは桜桃(おうとう)とも呼ばれ、バラ科サクラ属の落葉高木、およびその果実をさす」となっていました。えぇ?バラ科だったの?
 さらに調べてみると、桃や杏もバラ科。しらなかった・・・。なんと美しい三姉妹。

 さて、今日は「さくらんぼのシロップ漬け」を作りました。
 翌日から食べられて、密閉容器にいれておけば半年くらいストックできます。ヨーグルトに入れたり、お菓子に使ったり、ソーダで割ったり・・ちびちび楽しもうと思います。
 使ったのは、アメリカンチェリー。肉厚な実は火を通してもくずれにくくシロップ漬けにぴったり。5分ほど煮てアクをとり、最後にキルッシュバッサーをひとたらし。とても簡単につくれます。さくらんぼのあるうちに是非是非。
 



さくらんぼのシロップ漬け
[材料]

  • アメリカンチェリー  250g (1パック)
  • グラニュー糖     60g
  • 水          100cc  
  • レモン汁        大さじ1
  • キルッシュバッサー(さくらんぼのリキュール) 小さじ2 

 
[作り方]

  1. さくらんぼの種を取る。種とり用の器具がない場合は、ナイフで切れ込みをいれてとりだす 
  2. 鍋にグラニュー糖、水、レモン汁を入れて火にかける。沸騰して砂糖が溶けたら、さくらんぼをいれる
  3. 丁寧にアクをすくいとり、5分ほど煮る
  4. 最後にキルッシュバッサーをいれ一煮立ちしたら火をとめる
  5. 煮沸消毒したビンに入れる。さめたら冷蔵庫へ 


 すぐに食べる場合はお砂糖の量を減らしてもいいのですが、長期保存する場合は55%以上の糖度が必要となります。カロリーが気になる方もいらっしゃると思いますが、お砂糖はさくらんぼをおいしく保存のため(防カビ)。どうぞ減らさないでください。お腹壊したらなんにもなりませんからね。
 えー、あとキルッシュバッサー(KIRSCHWASSER)ですが、これはなくてもOKです。でもとてもよい香りなので、よかったら使ってみてください。普段あまり目にすることがないお酒かもしれませんが、スーパーの製菓コーナーやお酒屋さんなどにコッソリおいてあります(小さいビンが500円くらい)。
 さくらんぼのお菓子にはもちろん、ショートケーキやカスタードクリーム、またアイスクリームにと幅広く活躍してくれる名脇役。あとコンソメの隠し味にするといいって・・なにかで読んだような・・・。
 ただ、さくらんぼのお菓子で問題になるのは「タネ」。ナイフでとりだしてもいいんですが、もしたくさん作られるようでしたら、ストレーナー(種取器)がおすすめです。うちのは、オリーヴ種取器として買ったものですが、「さくらんぼ用」としても活躍。どちらにも使えて重宝しています。
 チェリーストレーナーは台所道具専門店などで買うことができます。お店によって差がありますが、浅草橋の「馬嶋屋さん」で見たときは1340円でした。ご参考まで。