cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

日曜日のマルシェ

    
パリは都会ですから、英語だけで生きていこうと思ったらなんとかなるわけですが・・・。
それでもフランス語が話せたらどんなによかっただろうと思うことばかりでした。
そう、特に市場では! (切実)
言葉ができないとほしいものも買えない。上手く伝えられないもどかしさ。でもこの言葉を知ってから、マルシェ通いが楽しくなり始めました。
それは「COMME CA」(これくらい)。
ほんのちょっと欲しいときも、たくさん欲しいときも使える魔法の言葉。
 

   
おいしそうなチーズを見たら「COMME CA!」。キノコを買うときも「COMME CA!」。お惣菜も「COMME CA!」。
この言葉のなにがありがたいかといえば、返事が「COMME CA」でしか返ってこないこと。「これくらいほしいんですが」「これくらいだね?」「ノー。これくらいよ」。ずーっと「コムサ」だけで会話がつながります。

「100gください(サングラムシルププレ」でもいいんですが、「110gになっちゃった」とか「125gでもいい?」とぴったり100gにならないのが落とし穴。。。その「サンバンなんちゃらかんちゃら」が聞き取れない・・・。
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写真は、家の近所で毎日曜日に開かれる「BIO MARCHE」。有機野菜やオリーブオイル、ハチミツなどなど。お値段は少々高めでも、おいしくて信頼できると評判。

↓は、秋の味覚「GIROLLES (黄色っぽいキノコ)」。ちょうど「ELLE A TABLE」に「GIROLLEのオムレツ」のレシピがでていたので試作するべく購入。100gで5ユーロ(約800円)なり。
   



お天気のいい日曜日。学校の友達と凱旋門の近くにある「TERNE」の市場へ。ここは魚介類が充実。新鮮な海老やムール貝ギリシャ料理スペイン料理の惣菜も豊富。あれこれ買い込んでチュイルリー公園でランチ!
     
左はパエリア、右はムール貝のニンニクスープ。「CHAUD ou FROID?(熱くする?それとも冷たいまま?)」と聞かれるので「ショー・シルブプレ(熱くしてください)」。学校で使う言葉が意外なところで活躍。そして、持っててよかったマイフォーク(ケーキ用に常備)。
   
ソーシソン(ソーセージ)、コロコロポテトフライ、3年前にバゲットコンクールで優勝したというバゲットとドライトマトのパンなどなど。デザートは、ウィーン菓子「LE STUBLI」のチーズケーキとチェリークランブルタルト。
   


おいしいものを好きなだけ食べられる。それだけで人生バラ色。
まわりのすべてが輝いて見えます。
穏やかな午後。マルシェ帰りの二人。