ナポリ風ジェノベーゼって?
毎日蒸し暑いですねぇ。
食欲の方は影響はありませんが、料理をする気がでなくてこまります。ふー。動きたくない。
でも毎日「素麺」てわけにもいかないし、なんかこう体にやさしくて、でも元気がでるものが食べたいなぁと思っていたら、見つけちゃいました。「ナポリのジェノベーゼ」。
「え?ナポリ?」。「ジェノベーゼはジェノバでしょ?」といろんな疑問がわきつつ、しかしそのおいしそうな画像に釘付け。
この料理を紹介されていたのは、exblogの「mo1968」さん(→http://motoscana.exblog.jp/d2006-06-25)。
トスカーナで暮らす毎日を、美味しいお料理、美しいイタリアの風景、そしてハンサムな坊や(←重要ポイント)の写真を交えながらつづっていらっしゃるステキなブロガーさんです。いつもこっそり眺めては憧れのため息をついています。
さて、この「GENOVESE alla NAPOLETANA(ナポリのジェノバソース)」。
使われているのは、バジルではなく、「玉ねぎ」です。ひょっとしたらナポリの定番料理なのかな?今度南イタリア留学から帰ってきたhirokoさんに、そこらへんをじっくりレクチャーしてもらわなくちゃ。
詳しい作り方は、mo1968さんのブログをみていただくことにして、ここでは簡単に。
材料は、玉ねぎ(9個)、セロリ(1束)、にんじん(1本)、豚ひれ肉(2ブロック)。
これらをすべて鍋に入れて蒸し煮にします。途中、30分ほどしたら肉をとりだし、その後も2時間半ほど野菜がくたくたになるまで煮て、裏ごしすれば出来上がりです。
下ごしらえの玉ねぎスライスは9個と、ものすごい量だったので、フードプロセッサーをつかってしまいました。これで涙と時間をショートカット(←したつもり;;)。
そして最後の野菜を漉す作業は、力仕事でした。途中「漉さなくてもいいんじゃないかなぁ?」なんて悪魔のささやきも聞こえてきて・・・。野菜より自分の方がクタクタになる始末。無事終わってよかったです。
黄金色の玉ねぎソースはパスタにし、お肉はメインとしていただきます。パスタには、パルミジャーノを少々。お肉の方にはバルサミコとエキストラバージンオイルをかけて。
とろとろに煮た玉ねぎは、甘くやさしい味わい。一つのお鍋で、プリモ(パスタ)とセコンド(メイン)を一緒に作ってしまうなんて、ナポリのマンマはやっぱり偉大!!
作るのは一仕事ですが、残ったソースは冷凍ストックして何回か使えるし、またオイルを使わないですむところも、「ぐうたらダイエッター」には嬉しいかぎり。このソースで作ったカレーもおいしいだろうなぁ。
そうそう、玉ねぎには、新陳代謝をうながし、疲労回復や精神安定の効果もあるそうです。不眠症にも効くという話なので、「玉ねぎソース」で寝苦しさも解消??
冷凍庫にいれた宝物で、しばらくメニューを考えなくてすみそうです。
※おまけ:ソースをすくえるようにパンも焼いてみました。こちらも半分は冷凍に。夏は冷凍庫がもう一つほしいです。