cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

love actually

 「世界がどれほど暗くなろうとも、人生のほとんどの出来事は愛に関係している」(監督:リッキー・カーティス)」
    
 映画「love actually」に登場するのは、年齢も職業も違う19人の男女。恋人、夫婦、親子、友人、それぞれの愛のストーリーは、最後にはパズルが組み合わさるようにつながっていきます。
 劇的な出会いやドラマティックな展開より、愛とはこんなに身近にあるものなんだということに、笑され、泣かされ、最後にやさしい余韻が胸を温めてくれます。
 大好きなシーンがいくつもあるのですが、中でも、親友の花嫁に、紙に書いたセリフを見せながら告白するところ。思いが伝えられただけでいい。帰り道につぶやく「enough,enough now」という言葉が沁みました。涙腺崩壊。
 ポルトガル人のメイドさんが忘れられず、ガドウィック空港から南仏(マルセイユ?)へプロポーズに行くミステリー作家(コリン・ファース)のたどたどしいポルトガル語も胸をうちます。
 結婚式のシーンで聖歌隊が唄う「all you need is love」にもしびれました。 
 でもなんといっても最高なのは、初恋の女の子のことを養父に打ち明ける11歳のサムの一言。「片思いよりつらいことってあるの?」。 
   

お菓子について

 さて今日は「ビスケット」を使ったお菓子です。ヒュー・グランド扮する首相が、秘書に「ビスケットとお茶」を頼む場面からヒントを得ました。(劇中ではチョコレートビスケット)

 ドーナッツ型に抜いたビスケットの中には、キルッシュ味のカスタードと三種類のベリー。ラズベリーのソース、粉砂糖、銀色のアラザンで飾っています。
 ちなみに、「木苺(右写真)」は、ワイン会仲間「angellaさん」に教えていただいた穴場の「野イチゴスポット」で摘んだものです(angellaさんありがとー!)。
 いくつかの異なるパーツを組み立てていくところが、映画のストーリーに通じているような気がしています。イメージは、「love is all around(愛はいたるところにある)」。中に入っているのは愛に輝く心。。。かな。
 Are you in love actually?