cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

ブルーベリーベーグル

 昨日の夜作ったピタパンが今夜の夕食です!発酵が短く、焼き時間も2,3分なので気軽に作れます。具材は挽肉とタマネギのカレー炒め、マスタードとマヨネーズで和えた卵、ホーレン草とマッシュルームのバター炒め、キュウリとトマトを用意しました。ポケットブレッドなので半分に切って、中に好きな具ををつめこんで完成。もちろん、ただグルッと巻いて食べてもおいしいです。これと缶入りのソルティドッグを持って、テレビの前に陣取ります。うひー。幸せ。
今ちょうど、「ためしてガッテン」がやってます。お題は「オリーブオイルの使い方」。アイスクリームにオリーブオイルかけて食べるところから始まりました。志の輔さん、おいしいって本当?。ふーむ。想像できない。
テレビの合間に、ブルーベリーベーグルを仕込んでいます。ただ今ベンチタイム中(写真)。私はこの「ベンチタイム」って言葉が大好きです。ベンチタイムは、一次発酵が終わって次の成形作業に移る前の10分ほどの休みのこと。この魔法の10分で、生地が落ち着き次の作業に入りやすくなります。
ベーグルの成形はまず分割した生地を20cmほどの棒状にするのですが、縮む性質のパン種は冬場は扱いにくく、うまくのびないこともあります。かといって触りすぎると生地が傷むため、ドツボにはまることもしばしばです。
フランス人のシェフにパンを習ったとき、悪戦苦闘しているとよく「ベンチタイムもう一度」と声をかけられました。「生地のため、あなたのためのベンチタイム」。まわりの人に遅れまいと焦るあまり、生地を台無しにするところだった。ヒヤリと汗がでます。息をはき、目をつぶり、私もベンチタイム。このわずか10分間で生地は蘇ります。うまく行かないときは何度でも「ベンチタイム」。パン作りはゆったりとした気持ちでやる、これが失敗しないパン作りの極意なのかもしれません。
普段の生活で何をやってもうまく行かないとき、忙しくて周りの人に八つ当たりしそうなときも、「ベンチタイム、ベンチタイム」とつぶやきます。熱いカプチーノと甘いドルチェで、ひとやすみ。明日の自分が少しでも元気を取り戻すように。