cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

栗拾い


今年は栗の聖地に遠征できなかったのが、心残りでありますが・・・。
近場で、ちょこちょこ栗拾いをしております。
写真↑、伊豆「irodori」の、マロンショートケーキ(730円)。
三種類の栗のクリームを使っているところが実に贅沢でございました。




 タカノフルーツパーラーの和栗パフェ。
まず姿が美しいです。そして中身もグラマラス。
和栗を盛り立てているのは、紅茶のグラニテ、カラメルムース、栗のアイス、バニラアイスにマロンクリーム。そしてサクサクのパイ。
しかし、なんといっても素晴らしいのは主役の和栗。
こんなふうにほっくりと炊いてもらえて、栗も喜んでいるに違いありません(感涙)。



林屋茶園(横浜)の栗パフェ。10月初旬頃にいただいたので、記憶が曖昧になっておりますが・・・。
ほうじ茶ゼリー、マロンアイスがぎゅっと詰まったモンブラン風のパフェ。
クリームたっぷり。リッチなパフェゆえ、最後の方はちょっと苦しい感じに。むむー。ク、クリ虫の名を返上せねばならないのか・・(無念)。



銀座千疋屋の「栗のモンブラン仕立て」。
毎年、楽しみに読ませていただいているricochetさんの栗パフェレポートに登場する銀座千疋屋さんのスペシャリテ
今年は復興支援チャリティーメニューと銘打っていて、売り上げの10%が義援金として寄付されるとのこと。
私の不届きなクリ虫活動に大義名分が(涙)!

さて、栗豪族ricohetさまの記事によれば、このスペシャリテには毎年カシスが使われていること。
実はここ数年、栗とカシスの組み合わせはフランス菓子の間にじわじわ広まっておりまして。。
モンブランの底にうすーくフランボワーズジャムが流してあったり、タルトの底に(底ばっかり)ひそやかにしのばせたりというのが、新しい流れになっているようです。
千疋屋さんの一皿は、栗の渋皮煮、栗ペースト、栗アイス、ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール、ブドウ、カシスソースと、大変手の込んだ組み立て。
気になっていたカシスソースは、おそらくは煮詰めているものと思われ、熟成したバルサミコ酢のように酸味がまろやか。
とはいえ、個性の強いカシスですから、クリとのバランスが難しいと思うのですが。。
そこでひるまず、果敢に「攻めてる!!」。
その姿勢に男気を感じ、おぉぉーとなりました(どんな感じ)。
むしろ意表をつかれたのは、底に(やっぱり底)隠れていたブドウの存在でして。
しゃりしゃりと半分凍っているブドウ。うーん。ブドウ。
栗の世界は奥深し。