Cake aux Fruits (フルーツケーキ)
気温、湿度ともに上がってきて、バターのお菓子が難しくなってまいりました。そろそろ冷たいお菓子へ移行しなくてはと思いつつ、本日も焼き菓子であります。
今日のおやつは「フルーツケーキ」。はじめて作ったのはかれこれ20年前(ぎゃ)。大原照子さんの「私の英国菓子」のレシピでした。スコーンに、ショートブレッド。バナナブレッドにマーブルケーキ。お菓子作りの楽しさに目覚めさせてくれた思い出の本です。
中でも繰り返し作ったのが「フルーツケーキ」。フランスでもフルーツケーキはとても愛されていて何度か作る機会がありましたが、イギリス風のフラワーバッター法(小麦粉とバターをカットするように混ぜ合わせてから卵・砂糖を加える)に対し、フランスはシュガーバッター法(バターと砂糖を合わせてから卵と小麦粉を合わせる)。本家よりちょっぴりエレガント。それがフランス流でしょうか。
新しいレシピを手にするとつい手を出してしまうのですが、家族がおいしいと言うのはいつも、大原さんが「農家風」と紹介されているフルーツケーキ。あれこれ試した末、今はフルーツをレシピの分量の三倍にしたものが我が家の定番に。ふんわり香るラムとバター。四季を問わず作ればあっという間になくなる人気者のケーキです。
- 発売日: 1988
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