「a tes souhaits」(アテスウェイ)
何年かぶりに吉祥寺へ出かけました。吉祥寺といえば、「佐藤のメンチ」を思い出してよだれがでちゃうワタシですが今回は我慢我慢。
この日向かったのは、パティスリー「アテスウェイ」さん。シェフの川村さんはブルターニュの4つ星ホテル「グランドホテル・テルメスマリーン」で修業。クープ・ド・フランス世界大会での優勝をはじめ、数多くの賞を獲得している名パティシエ&ショコラティエ。
私が初めてアテスウェイさんのことを知ったのは8年前。川村さんの著書「ブルターニュに学んだ菓子」でした。ここに登場するガレットブルトンヌがどうしても作りたくて、幾度となく練習を繰り返しました。それから時を経て、私もほんのちょっとだけ成長し、作り方もすこし変わりましたが…。塩がびしっときいたブルトンヌは、今でも大好きで、そしてとても大切なお菓子の一つです。
私の中のアテスウェイさんのイメージは、キャラメル、リンゴ、栗。あ、もちろんショコラもはずせません。選んだのは4つ。タルトタタン、キャラメルテンダンス、モンブラン。 そして写真にはありませんが、ミルフィーユ・ショコラ・バナーヌ。
4つの中ではミルフィーユ・ショコラ・バナーヌガ出色で、ショコラとバナーヌの口どけ、ぱりぱりのミルフィーユのバランスの素晴らしいことったらありませんでした(感涙)。
ヴィエノワズリーも魅力的でした。この後パン屋さんに行く予定だったにもかかわらず、パン・オ・ショコラを購入。生地はこれ以上ないほど軽く、バターの香りが豊か。バトンは二本。むふ。二本入っているとなんだか嬉しくなってしまいます。
そうそう、店名の「a tes souhaits!(アテスウェイ)」は、フランスではくしゃみをしたときにかける言葉。「いいことがありますように」。そんな願いがこめられたお菓子&パンなんですね。