cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

Florentin(フロランタン)


 久々に甘いもののお話を。
今日のおやつは「フロランタン」。
ちょっと見えにくいですが、二層仕立てになっていまして・・・。
トップは「キャラメリゼしたアーモンド」と「グリュエ・ド・カカオ(ローストしたカカオ豆を粗挽きにしたもの)」。ボトムは「サブレショコラ」。
カカオの濃厚な香り、ほろ苦さ。キャラメルの深い甘み。
フランスのお菓子には、ときどき子供には絶対食べさせたくないというものがありますがこれもその一つ。大人だけに許されるちょっと危険な香りのお菓子だと思うのです。



 さて、この危険な「Florentin(フロランタン)」(←勝手にきめてる)。
フランス語で「フィレンツェ(Florence)のお菓子」という意味。
フィレンツェ」&「危険」とくれば思い出すのは「カトリーヌ・ド・メディチ」。
16世紀、フランスの王アンリ二世に嫁いだカトリーヌは、多くの料理人をイタリアから連れていったそうで、そのときに伝わったお菓子の一つが「フロランタン」だったと言われています。
どうりで悪魔的な魅力が(笑)。
ひとくち食べるとお尻から尻尾がはえたりして。キバも出ちゃったりして。ツノも出ちゃったりして。本性が出ちゃったりして。ご用心あそばせ。