cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

中津川・恵那 「黄金の栗ロード」 前編


 栗好きの皆さん、こんにちわ。ワタクシ、くりくり虫の会・書記の「栗 かの子」です。違ったcipolinaです(名前変えたい)。先日、私はusakobutyo隊長とともに栗の聖地・中津川&恵那を訪れました。初めてお会いした隊長は、さわやかなること恵那峡を渡る風のごとし。可憐なことかすみ草のごとし。なのに、食べっぷりは実に見事で(ほれぼれ)。
 いが栗もほころぶ秋晴れの下(?)、usako隊長の愛車Qちゃんでひゅいひゅいーと栗街道を一直線。そこで出会った「愛くりしいやつら」のことを今日は書かせていただこうと思います。写真↑、中津川駅前「にぎわい特産館」で購入した栗きんとん。ここでは地元の和菓子店13店の栗きんとんが1個から買えるんです。器は土岐在住の志野焼・三浦繁久さんの作品。

 
 
 
 道行く先に登場する魅惑的な「栗きんとん」。ほっくり、ねっちり、しっとり、さっくり。作り手さんの顔が浮かぶような素朴な味わい。もー、どれを食べてもおいしくて困ります(笑)。
 材料は、栗とお砂糖のみ(塩を少々混ぜる場合もあり)。お店の方にうかがうと、最近は岐阜産の栗だけでは追いつかず、九州産(熊本のが多いみたいです)にも頼っているとのこと。
 お砂糖は、グラニュー糖、上白糖、粉砂糖と様々。トレハロースをくわえているお店もありました(生地をしっとりさせる、日持ちも若干長くなるなどの効果が)。
 材料も作り方もシンプルなだけに、栗の種類や、ちょっとした炊き方、お砂糖の選び方で生地の状態(水分量など)が左右されてしまう。本当にデリケートなお菓子なのだと思いました。
 写真で見るとどれがどれやらですが(苦笑)、↑は川上屋、しまや製菓舗、松浦軒、大津屋さんの栗きんとん。 

恵那・大津屋 「栗粉餅」


 こちらは↑、恵那・大津屋さんの「栗粉餅」。今回最も楽しみにしていたお菓子です。買う前に「必ず二時間以内に食べること」!! と店員さんにかたく約束させられます。ひょー、すぐに食べなくては。どうしようどうしよう。隊長とキョロキョロしていると、近くの川原にベンチを発見。なぜか錦鯉がたくさん泳いでおります(謎)。
 やわらかーいお餅の上にまぶされたたっぷりの栗粉。お砂糖は別添えされていて好みの甘さにできるのですが、結局つかいませんでした。自然な栗の甘み。ほんのりした塩味。全部食べたらお腹がふくれるとわかっていても、もう一個もう一個と手がのびます。栗が獲れる9月〜10月、一ヶ月だけのお楽しみ。栗の神様に感謝。

恵那寿や 「栗パフェ」


 恵那寿や・観音寺店にて「栗パフェ」を。150円プラスすると、立派な渋皮栗を二つもトッピングしてくれます。興奮度マックス(←小市民)。中はバニラアイス、ほうじ茶(紅茶??)のゼリー、栗の甘露煮。そしてトップに栗粉。何度会っても嬉しい栗粉。このパフェは10月〜11月までの限定だそうです。
 我がクリ人生においてもっとも幸せだった1日。usako隊長、本当に本当にありがとうございました。いつか第二弾を!!

 というわけで、次回に向け、くり虫書記cipoはは翌日も調査に…。えー調査という名の試食に…。えー調査という名の暴走に…。次回へつづく。




☆番外編「恵那・中津川のおいしいパン屋さん」


 くり虫活動の合間の箸休め。 うさこさんにおいしいパン屋さんに案内していただきました。写真左上、中津川・キュルティヴァトゥールさんのパン・オ・ショコラ。美しい空気の層にため息。イチジクのデニッシュがこれまた美味でございました。 写真右上は、おみやげにちょうだいした中津川のブーランジュリ・ピエニュの「イチジクジャム」。栗も好きだけれどパンも好き。パン虫友の会もあったら入りたい!?(欲張り)