cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

Mousse Tricolore & Coccinelles (トリコロールムースとてんとう虫)

 昨日、立川談春さんの独演会に行ってきました。私自身は落語にうといんですけれども、相方が好きなものですから、ときどきお供でついていきます。談春さんについては「赤めだか」という本を読んでいたのでずいぶん前から知っているような気がしているのですが、お顔を見るのは二回目(一回目はテレビ)。お噺を聴くのは初めて(どきどき)。しかし、あっという間に世界にひきこまれました。後半の「紺屋高尾」では思わずほろり。席をたってからもしばらくは心も体もぽかぽか温かくなっていました。会場にはお着物姿の方もちらほら。女性はもちろんですけれど男性の和装もステキですねぇ。目の保養もかねて時々こなくては。ほほ。


 さて今日のお菓子は「トリコロールムース」です。春らしい雰囲気にと三色のムースを重ねました。上からフロマージュムース、イチゴムース、ピスタチオムース。底にはジェノワーズを敷きました。トップにはイチゴ。そして「てんとう虫」を3つ。

 てんとう虫は、ムシ系としては異例のと申しますか。お菓子の世界では蝶々の次くらいに人気があるアイコン。以前も市販品を使ったことがあるのですが、今日はマーブルチョコにチョコで手描きしました。(ひまか?ひまなのか?)。

 こないだ「三月のライオン(5巻)で)」を読んでいたら、てんとう虫の名の由来が書いてまして。。。「太陽(お天道様)に向かって飛んで行く虫だから「天道虫」。なんと。そういう意味だったんですねぇ(←ここがまた泣けるシーンで。うぅ。)
 他の国ではどうなのだろうと検索してみましたら、英語では「LADY BIRD(聖母マリアの鳥)」。 ドイツでは「Marienkafer(聖母マリアのかぶと虫)」。フランス語では「BETE A BON DIEU(神さまの虫)」という愛称が。 国は違えども、光に向かって一心に飛んでいく姿は、見るものに尊い気持ちを呼び起こさせるのかもしれません。


 まっすぐにひたすらに。自分の道を行く人は美しいなぁと思う今日この頃。

 

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)

 (ひとりごと:二階堂の坊のあのお弁当・・・)