cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ)


1月6日「エピファニー(公現祭)」のお菓子、「Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ)」を焼きました。中のフェーブ(豆=小さな陶器のお人形)を引き当てたら、その日一日王様になれるという縁起物のお菓子。パータ・フィユテ(折り込みパイ生地)は、冷やして折っての繰り返しを4回と一日がかりの仕事。が、がんばりました。はい。


写真は、焼く前の状態↑。中にはラムをきかせたアーモンドクリームをつめています。縁を花びらのようにカットし、中心から外にむかってナイフでラインをひいたら、そのまま一晩冷凍庫で寝かします。しっかり固まったら翌朝オーブンへ。バターがじゅうじゅうと音をたて、表面がこんがりしたらできあがり。

「Pierre-Herme(ピエール・エルメ)」

 ガレット・デ・ロワの表面の模様の描き方は、お店によって少しずつ違うので、見ているととっても楽しいです。また最近は中のクリームにレーズンやリンゴなどフルーツを混ぜたものも登場。フランスの「ELLE A Table」で特集をしていたのでちょこっと抜粋してみました。
 写真下↓は「Pierre-Herme(ピエール・エルメ)」。伝統に忠実なデザイン。トップにスクエア型のホワイトチョコレート。オレンジ色の王冠がエレガント(森をイメージ?)。

 

「Dominique Saibron(ドミニク・サブロン)」

 クリームはフランジパーヌ(アーモンドクリームとクレームパティシエ-ルをミックスしたもの)。

「Dalloyau(ダロワイヨ)」

花のような形。中心にフランボワーズ。中のアーモンドクリームは「YUZU」の香り。

「Arnaud-delMontel(アルノー・デル・モンテル)」

スマイル?ウィンク?お茶目すぎるガレット!! 中のクリームはグリオット(さくらんぼ)とピスターシュ入り。

 伝統のお菓子ガレットにもそれぞれにこだわりがあるんですねぇ。フランスでのお値段は一個25ユーロから37ユーロくらい(3000円から4000円)。も、もしかしたら日本よりお高いかもしれませんね(但し大きいんだと思いますけれど)。来年はどんなガレットにしよう。今から待ち遠しい気持ちです(栗入りやってみたい・・・)。
写真↓は、リッツホテル・クリスチャンシェフの作品。パイがふわーとした浮き上がり。

 
さて、ガレット・デ・ロワを食べたらお正月気分もお終い。明日の七草粥からダイエットモード。早くも幸せのツケが・・・。