Madeleines au Miel (はちみつマドレーヌ)
焼き菓子倶楽部、ひそかに開始です。初日は「はちみつマドレーヌ」です。仕込みをしながら、入部希望者がこないかなぁと、ポーっと待っています。一人でがんばれると思っていましたが、人恋しい秋。やっぱり仲間がほしいよぅ。しくしく(泣きマネ)。しかたない。つきあってやるか。という方は次のページへ。レシピあります。くいくい(手まねき)。
お、きてくれたんですね。ようこそようこそ。お近づきのしるしにマドレーヌをお一つ(桃太郎か)。
さて質問です。
みなさんはマドレーヌを手に持った時、どこに注目しますか?
私は「おへそ」です。プリっとキュートな「でべそ」を見ると、愛おしさで胸が苦しくなります。
もうひとつ大事なのは「こんがりと焼けた肌」。マドレーヌの美しさは焼き色で決まると言っても過言ではありません。
というわけで、今日はこの2点を頭におきながら、とびきり美人なマドレーヌに挑戦です。
「はちみつマドレーヌ」の作り方 (約20個)【材料】
- はちみつ 20g
- グラニュー糖 170g
- バニラエッセンス 少々
- 無塩バター 170g
- 卵 3個
- 薄力粉 210g
- ベーキングパウダー 5g
- 塩 少々
- レモンの皮 少々
【下準備】
- バターを湯煎にかけてとかしておく
- 型にバターをハケ塗りし、その後粉をふる。余分な粉はしっかり落とす。冷蔵庫に入れて冷やす
- 粉とベーキングパウダーと塩をあわせてふるっておく
【作り方】
- ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖、はちみつ、バニラを加え、泡立て器で白っぽくなるまで泡立てていく(ふわっふわになっていきます)
- 泡立て器を持ち上げてリボンが描けるくらいになったらストップ
- ふるった粉類とレモンの皮をすったものを加え混ぜる
- 3にとかしバターを加えまぜる
- 冷蔵庫で3時間、できれば一晩休ませる (そのまま冷蔵で三日くらい保存できる)
- 絞り出し袋に10番の丸口金をセットする(ミニマドレーヌのときは7番か8番)
- 冷蔵庫から型をだし、生地をしぼっていく。おしつけるように低い位置からしぼるとよい◎
- 200度のオーブンで10〜12分。おへそがぷくっとふくらみ、焼き色がつけばOK。
※はちみつマドレーヌは、三日目くらいからが食べごろ。さっくりとした生地の感触。後からふんわり追いかけてくる「はちみつ」の香り。ぜひぜひお試しをば。
はじめてマドレーヌを作られる方は、どんな型を買ったらいいか悩まれるかもしれません。いやマドレーヌに限らず、道具選びってほんと大事ですよねぇ。私は縦長のシェル型を使っていますが、丸っぽいシェルもかわいいですし、最近はハート型も人気。素材もステンレスやアルミ、シリコンフレックスなどなど、どれを選んでいいか迷ってしまいます。
写真のピンクの型は、フォションから出されているもの(パリで購入)。ショッキングピンクにやられたのですが、焼き色はいまひとつ。シリコンフレックスはとても使い勝手がよいですが、マドレーヌのように焼き色を重視したお菓子には向かないようであります。でもこれでチョコとか作ったらカワイイかも・・・。と違う方面での活躍を期待。
いくつか試した中では、新考社の「スズメッキ鋼版にシリコン加工」されたものが◎でした。溝が深めに彫られているので貝模様がくっきりでます。
バター塗りしなくてもいいという素材もありますが(シリコンフレックスなど)、マドレーヌの場合はどんな型であってもバターは丁寧にぬりこんであげたほうがよいです。型ばなれのためだけではなく、きれいな焼き色をつけるための、ウルトラ美顔クリームだと思って。是非。
次回は、SABLE BRETONです。