cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

金沢・福だるま、栗、忍者寺


 金沢で出会っためんこいお菓子たちのことをご紹介したいと思います。写真は↑、南保商店さんの「福だるま」。お腹に「福」の文字が踊るご機嫌なボーイズたち。よく見ると一人ずつ微妙に表情が違います。右から4番目、ちょっとニヒルな彼がワタシの好みです(どうでもいい情報)。

 たたみます。






 金沢で栗拾い♪ 左は 柴船小出(しばふねこいで)さんの「栗法師」。蜜の中で長時間寝かせた栗を羊羹でうすくくるんでいるそうです。
 右は、きんつばで有名な中田屋さんの「毬栗(いがぐり」。季節限定のお品。餡も栗もふっくら(涙)






 にし茶屋街にある「甘納豆・かわむら」さん。目移りするほどたくさんの種類があるのですが、くりくり虫としましては渋皮栗の甘納豆と栗蜜はハズせません。というわけで大納言納豆、白花納豆、青エンドウ、渋皮栗、栗蜜が1セットになった「栗甘納豆寄せ」を選びました。薄紫の包み、さりげなくそえられた加賀水引。品のあるお箱にうっとり。




 話は横道にそれますが、この近くに、「忍者寺」とよばれる「妙立寺」というお寺がありまして・・・。ちらっとのぞいてみようかという軽い気持ちで行きましたら、思いがけず楽しい時間となりました。一見したところは二階建てのお寺。しかし中は7層4階建て。29の階段と23の隠し部屋があるという迷路のような構造。どんでん返し、落とし穴、隠し階段、金沢城まで続いているといわれる伝説の井戸などなど。「うっかりほかの扉を開けないように」というお寺のガイドさんの注意に一も二もなくうなずく私たち。わざとアホのふりをしていた前田利常公のお話も興味深く、事実は小説より奇なりと感心しきりでした。 あ、でもちょっと残念なのは、ここには「忍者」はいなかったそうです。内部はカメラ撮影は禁止でしたので、表(裏口ですが)の写真だけパチリと一枚。




 興奮さめやらぬままに、再びにし茶屋街へ戻り、「中谷とうふ」さんの豆乳ソフトクリームを。手に持った瞬間にお豆さんの香りがふわりと漂います。
 さて次回は、金沢の買い食い&うまかもん話などを少々。