cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

canelle de bordeaux (ボルドーのカヌレ)


ビアリッツからパリまでの帰り道は電車で5時間。路線図を眺めていたら、中間地点あたりに「ボルドー」の文字が。ボルドーといえば「カヌレ!」。(いや普通はワイン??)。ちょこっと寄り道してみることにしました。
 写真上は、老舗菓子店・「ANTOINE(アントワーヌ)」カヌレ。今まで食べてきたのはカヌレじゃなかったのかもというほどの衝撃。
 濃厚なラムとバニラの香り、カリカリの表面、内側はしっとりしているけれども、、けっして生焼けではない絶妙の焼き加減。これぞカヌレ。焼き菓子だけれども、その日のうちに食べなければ味がそこなわれてしまう繊細なものということも、ここではっきりとわかりました。ほかのお店に行くのがこわい・・・・。



 でも、せっかくここまで来たので、もう一軒。市内に数店舗展開しているカヌレ専門店「BAILLARDRAN(バイヤルドラン)」。大中小のカヌレのほかに、王冠をかぶせられたかわいいカヌレが。その名も「Canelle d'or(黄金のカヌレ)」。他の生地よりも卵やバターの配合がリッチなのだそうです。でもアントワーヌのカヌレに魂を奪われたあとだったため、「ん〜、意外と普通??」。順番が逆だったら、あるいは別の日に食べていたら印象が違ったかもしれません。まったくもってもったいない話で(一気に食べ過ぎた罰)。写真のマカロンはバイヤルドランのもの。
 


 ボルドーは大西洋に面し魚介類もおいしいとのこと。お昼はムール貝をいただきました。ムールのつけあわせにはポテトフライというのがお約束?? メインをしのぐほどの山盛りで運ばれてきます。いいお天気でテラス席は気持ちがよく、く調子にのって白ワインも頼んでみました。はぁぁ。天国。


 それにしてもですね。誤算だったのは駅のコインロッカーが閉鎖されていたこと。こんな大きな駅で、しかもハイシーズンなのに!!! 一瞬クラーっとしましたが、ここで引き返したら女がすたるっちゅうもんで(?)。スーツケースを転がして歩きました(苦笑)。しかし、片手に地図、片手にスーツケースの100%観光客な私に、道を尋ねてくるフランス人の感覚ってわかりません。こっちが聞きたいよぅ。ぶつぶつ。写真↑は、町の中心にあるplace commedy(コメディ広場)。ボルドーは、市電が発達していて移動もスムーズでした(スーツケースひきづりながらでも)。いつかまたきっと。次はホテルに荷物をおいて。