cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

L'art de la Patisserie fancaise

 パティスリーの授業も後半にはいり、おそるべきスピードで授業がすすんでいます。「メモは禁止。見て。とにかく見て。あなたの手はメモをとるためではない」とシェフからの渇。それ以降びびってメモがとれなくなってしまいました。トラバイユ(はたらけ)。アレアレ(GOGO)パヴィアン(よくない)。頭もノートも真っ白。

今週はクラッシックアントルメをいろいろと。写真はフレジェ。イチゴがたっぷり。
 もちろん、シェフはいつもんな風ではなく、おやじギャグを連発したり、私たちが作業をしている裏でこっそり生オレンジジュースをしぼってくれたり・・・楽しい雰囲気をつくってくれようとしているのはひしひしと伝わってきます。緊張と集中と緩和。笑えるときは思いっきり笑っておかないと。ときには理不尽だなぁと思うこともありますが、それもまたフランス。割り切るしかありません。なにが起こっても止まるわけにいはいかないし、目の前のケーキに集中していくしかないのです。 と、ちょっと大げさにかいてみましたが、この状況も案外楽しんでるのかも(苦笑)
 

 写真はオペラ。いったい誰がこんな面倒なケーキを。と思わず愚痴りたくなりますが、その微妙なバランス。これぞフランス菓子という一品だと思いました。ただシロップの量が少なかったみたいで、シェフは若干ご機嫌ななめ。ひぃ。


 
 高さ30cmほどあるアイスタワー。カシスとバニラのアイスなどがダーっと層になっているんですけど、きってるそばからとけてきて断面図はなしです。すいません。


 ちょっとピンぼけですが「miillefeuille diablotin」(ミルフォイユ・ディアブロタン)。言いなれてないので毎回言いまつがいをしてどもってしまうのですが、ミルフィーユはミルフォイユっていうみたいです。英語名は「NAPOLEON」。ナポレオンがとても好きだったお菓子とも、かぶっていた帽子に似ていたとも、いわれているようです。ミルフォイユは種類を変えて3度作りましたが、今回作ったものが一番よくできていました。パリッと焼けたフィユタージュ(パイ)と軽めに仕上げたクリーム。表面の模様書きはミルフォイユにしか使われない伝統的なもの。その他、キャラメル&チョコレートのシャルロット、サントノーレなどなどを作りまして・・以下割愛(再び電池切れ)。

 最後にちょっと報告というか記録として・・・。実は今日15区から10区に引越しました。ストラスブールサン・ドニという駅のそばなのですが・・・。アフリカ系イスラム系の人が住んでいる地区に近く、微妙に(かなり)危険な香りがいたします。モノプリ(スーパー)で買い物するだけでドキドキしました。だ、大丈夫か。これから一ヶ月(汗)。