cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

心の六ツ角、六角堂と南禅寺



 日曜日から三日間、「有頂天ツアー」と題し、狸の足跡をたどって、京都の町をぽこぽこじゃなかったトコトコ歩きまわってきました。
初日がちょこーっと天気が悪く、雨がぱらぱら、つられて鼻血もでたり(なぜ)と小さなアクシデントもあり・・。なかなか思うようにはまいりませんでしたが、道草、つまみぐい、遠回りも、楽しからずや狸の道。
風のむくまま、毛のふくまま(気の向くまま)。かばんにusakobutyoさんからの指令(アドバイス)をしのばせて、いざゆかん六道の辻!
(※六道とは仏教において「迷いあるものが輪廻する」という6種類の世界のこと。天道・人間道・修羅道畜生道・餓鬼道・地獄道がそれにあたる。死後に赴く世界だけではなく現世での「心の状態」をも指す/参考;wikipediaほか)

 というわけで、旅のスタートは、京都のおへそ「六角堂」から。上にも書かせていただきましたが、仏教において「六」という数字は大変意味があるそうで、迷いあるものがさまよう6つの世界を指すとの事。京都の真ん中に据えられたへそ石さまが「六角形」であるというのも、これまた意味深いことなのかもしれません。
トップ写真は、六角堂でひいた「鳩みくじ」。これが、な、なんと「大吉」。しかも「一番」。おへその部分にお賽銭を入れてなむなむ(祈)

わが思う 心のうちは 六の角 ただ円かれと 祈るなりけり (小野妹子



 次に参りましたのは南禅寺。夜は狸たちの集会場所になっているとかいないとか。敷地内には煉瓦造り、アーチ型の「水路閣」が。異次元にさまよいこんだような不思議な空間。


 ↑は、石川五右衛門の「絶景かな 絶景かな」で知られる南禅寺三門。おーい。狸はどこかー。



 と見渡していたら、狸ではなく湯豆腐屋さんを発見。参道にある「八千代」さんにて一休み。


 しかしこのあたりから雲行きがあやしくなってきました。お天道様のご機嫌が直るまでおやつでも。
 烏丸御池のタルト専門店「MIDI APRES-MIDI(ミディ・アプレミディ)さん」にて、さくらんぼのタルトと洋ナシのタルト。フォークはなく手でつまんでいたくとのこと。台生地は、種類によってサクサク具合が微妙に違っていて、やむやむ。うまうま。


へその道はまだ始まったばかり。次回はすこーし怖い六道珍皇寺のお話。
 
またね。