cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

TORTA PARADISO (天国のケーキ)

  
えー、こほん。はずかしながら今日は結婚記念日であります。
でも、昨日から体調が悪くて寝込んでしまいまして、イベントめいたことはナシです。
簡単なケーキを焼いて、家でご飯を食べて、借りてきたDVDでも見ようかなと。普通の日と一緒ですね。とほほ。
調子はどん底ですが、いいことがもう一つ。10月に受けた「フードコーディネーター(三級)」に受かりました。
まだ上には二級もあるのですが(二級までしかない)、とりあえずこれをもっていれば、フードコーディネーターとして名乗れるらしいです。
土曜日に通知が来て、めでたいめでたいと二日にわたってドンチャンしたので、そのしわよせが今来ているのかも・・・(自業自得)。

  

さて、今日は新しいオーブンで、「トルタ・パラディーゾ」(天国のケーキ)を焼いてみました。
イタリアでは大変ポピュラーなお菓子ですが、「イタリアの地方菓子(須山雄子著)」によれば、ロンバルディア州パヴィア(ミラノから30キロほどの町)にある「PASTICCERIA ENRICO VIGONI」が発祥の地。
卵がたっぷり、粉の半分は「Fecola di patate(ジャガイモ澱粉)= 片栗粉」。カステラのような黄色い生地は口の中でほろりと崩れ、レモンの香りが広がります。これが「天国の味か〜」。と思うと愛おしく、そしてひどくなつかしいような不思議な気持ちに。クリスマスの贈り物として人気が高いというのもうなづけます。
本によれば、フルーティな白ワイン・モスカートダスティが合うとのことですが、今日は辛口のシードルを。
炬燵でちびちび飲みながらいただきたいと思います。