BUCHE SYMPHONIE (ビュッシュ・サンフォニー)
ピエール・エルメの「ビュッシュ・サンフォニー(クリスマスのケーキ)」のレッスンにいってきました。正確にいうとシェフのデモを見学したというかまぁそんな感じですけれども(苦笑)。でも華麗なるエルメの世界を垣間見ることができた幸福な一夜でした。
最近のビュッシュ・ド・ノエルは薪にみたてたロールケーキ状のものではなく、半円型の「gouttiere(とよ型)」を使ったものが主流。
今回習ったビュッシュは、イチゴのコンポートクリームチーズのムース、アーモンドビスキュイを赤い水玉模様のビスキュイジョコンド(スポンジ)、4種類のパーツからできています。
↑ビスキュイ・ジョコンドを、直接天板の上に広げていくシェフ。パレット(長いナイフ状のもの)をつかってさっとなでるだけで厚さ1cmの正方形に。なにげないようでいて難しい技。うっとり。
オーブンは家庭用の小さいものでしたし、湯煎もカセットコンロ。プロ仕様はキッチンエイドだけ(泡立て器)。ということはですね。失敗しても道具のせいにはできないというでしょうか、でしょうか、でしょうか (リフレイン)。
えっと、あとびっくりしたのは表面にぬる「つやつやナパージュ」。たいていのケーキ屋さんはそこまで手がまわらないので市販のものを使っていると思うのですが(今いいのがいっぱいでてますし)、エルメでは特製のものを準備してました。水、砂糖、オレンジ、ペクチン、ミント、バニラのさやで作っているそうで得もいわれぬ香り&輝き。
横からの図。こんな綺麗なビュッシュが自分で作れたら・・・・(ひたすらため息)。
お楽しみの試食タイムは、なんと夕食付きでした。かぼちゃのスープ、トマトのペンネ、キッシュとサラダなどなど。。友達と顔を見合わせてニンマリ&目尻に涙。夜8時でお腹がすいていたのです。
そして、デザートはもちろんビュッシュ・サンフォニー。フロマージュブラン&ベリーのソース添え。アーモンドビスキュイ(底の部分と中に入っているスポンジ生地)がおいしかったです。ビュッシュは子供っぽいケーキっていったの誰って思いました???(わたしです。もう言いません)。
これでもかとたたみかけてくるエルメ・マジック。帰りには、「お好きなケーキをどうぞ」と1つ選ばせてくれた上に、マカロンを三つをおみやげに包んでくださいました。あぁ、もう月までふわふわ飛んでけるほどの喜び。朝起きて、あれは幻だったんじゃないかと思ったんですが、冷蔵庫をあけたらちゃんとイスパハンが入っていました。ほっ。
エルメのレッスンは不定期に開かれていて、次回は来年4月ごろを予定しているそうです☆
夢のかけら。イスパハンとマカロン。