cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

兵庫・赤穂「SAKURAGUMI」

 フィレンツェのドゥオーモに日本人が落書きしたそうで・・。イタリア人はさぞかし怒っているのかと思いきや、どーもニュースを見る限りそうでもなく・・・たしかによくないことだけれども、何を今更というか・・。昔からDUOMOのてっぺんは落書きだらけだったし、金網に鍵をつける輩は後を絶たないし(永遠の愛がかなうとかなんとかで)。まぁそんなに難しく考えず、ほんとに悪いと思っているなら消しにくればいいじゃないか。とまぁ大多数はおおらかなご返答。イタリア人は、簡単なことを簡単に考えられる天才だ!と膝を打ったしだいです。文化財への落書きはよくない。それは大前提なんですけれども、日本の報道の仕方はちょっとやりすぎなんじゃないかと・・・。イタリア人のコメントを見てはチカラが抜けて苦笑いしてしまう今日この頃でございます。

 
 さてさて、ひさしぶりにがつんと美味しい「ナポリピッツァ」をいただきました。。兵庫県赤穂市にあるピッツェリア「SAKURAGUMI」。日本で最初にVERA PIZZA(真のナポリピッツァ協会)に認定されたお店だそうです。
 もちもちのピッツァ。魚介のフリットにゼッポリーニ(揚げパン)にリコッタチーズのコロッケ。アサリと貝柱のトロッフィエ(ねじりパスタ)、巨大なカンノーロ(葉巻状の筒にリコッタチーズをつめたお菓子)。ナポリ料理をモリモリ食べて、暑気払いならぬ梅雨払い。↑はピッツァ・マルゲリータとリピエノ(カルツォーネ)が半々に。
    
 えっと、順序が逆になりましたが、こちらはSTUCCHINO(つきだし)。コブトエビとイワシのフリット

    
 どうだー。といわんばかりの迫力の前菜(二人分)。この時点ですでに腹八分目状態。最後までいきつけるのか不安に・・・。

    
 見たとき、「ひぇ」って変な声がでちゃいました。イタリア人もびっくりの量。トロッフィエというナポリのねじりパスタ。アサリと貝柱のバジリコペースト和え。食べましたけどね。案外ぺろっと。

        
 ルッコラがたっぷりのった短角牛のグリル。味付けは塩こしょうだけ。レモンをぎゅっとしぼっていただきます。あまりにあっさり食べてしまったので、お店の人に「足りましたか?」と心配されてしまいました。足りすぎています。はい。

    
 ドルチェは別腹。巨大カンノーロ(シチリア菓子)とパイナップルのジェラート
 
 
 ナポリピッツァファンの間ではつとに知られたsakuragumi。いつも遠方からのお客さんで混雑していると聞いていたのですが、ご近所さんも多く和やかな雰囲気。とても居心地のいいお店でした。「食べきれなかったらお持ち帰りの箱用意しますから大丈夫です。頼んじゃってくださいー」というお店の人の言葉にのせられました(食べ過ぎ)。いろんな意味で真のナポリ料理のお店でした。