cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

アルザスのお菓子屋さん


 

 木組みの家、ゆるやかに流れる運河。町を彩る花かご。ケーキにビスケットにヴィエノワズリー。昼はお菓子に魅惑し誘惑され、夜はワイン&ビールでご機嫌に。
 アルザス。あれは夢だったんじゃないかと思ったりする今日この頃。いや行ったよねぇ。たしかに行ったよねぇ。
 記憶が妄想に変わらないうちにケーキ屋さんの整理を。他人の美味しかった話ほどつまらないものはないでしょうけど。しかも半年前って・・・ねぇ。と言いながらズンズン進めます。写真↑は、ストラスブールのビスケット屋さん 「BISUCUITERIE ST THOMAS」



「CHRISTIAN(クリスチャン)」

 ↑は、ストラスブールの 「CHRISTIAN(クリスチャン)」。大聖堂から近くカフェは常に満席。ひとめ見ただけでクリスチャンとわかる組み立て&色使い。なにが主題なのかはっきりしているケーキ。「スタイルがある」というのはどんなことにおいても大事だと思いました。もしもう一度ストラスブールに行くことがあったら、また訪れたいお店。



「NEGEL(ネゲル)」


 ストラスブールのもうひとつの老舗パティスリー「NEGEL(ネゲル)」。ホテルのおじさんにも、レストランのお姉さんにも、飛行機で隣に座ったおばあちゃんも、みんなが推薦してくれたお店。黒を基調にした高級感あふれる雰囲気。
 お菓子だけでなくパンや惣菜も充実。観光客より地元の人が多いようで、キッシュロレーヌ20個とか、ザワーークラウト1キロとか大人買いしていく人多数。あぁその集まりに私をよんで〜(心のさけび)。
 買い物帰りにちょっと座っていけるように、小さな席が用意されていてそこでケーキやパンを食べることができます。クグロフも美味。



「THIERRY MULHAUPT(ティエリー・ミュロップ)」


 パリのグランメゾンのような洗練されたデザイン。ケーキもさることながら、ショソン・オ・ポムが素晴らしかったです。ショソン=スリッパという名に恥じぬ大きさ。サクサクの生地。あぁぁ(ため息)。そしてマダムがとても気さくな方で「あらお菓子がやりたいなら、うちでスタージュすればいいわよ」とお誘いを。学校にお金を振り込んだ後でなければ行ってしまったかも・・。アルザスの人は皆さん親切。パリのお菓子屋さんでこんなふうに話しかけられたことは一度もありませんでした(まぁそれが普通??)。

「RISS(リス)」

前述の「飛行機で隣に座ったおばあちゃんの弟」のお店。犬も歩けばパティシエにあたるアルザス(?)。マカロンは、卵白とアーモンドプードルを使っているけれど、パリとは違いひび割れたタイプ。ケーキはモンブランをいただいたんですが、シェフやマダムがじっと見ているのでカメラを取り出せず(汗)。



「HELMESTETTER(コルマール)」


 コルマール「HELMESTETTER(エルムステッター)」のコーヒーエクレア。今年100年目という歴史あるお店。エクレアの長さは約20cm。ずっしり重いです。リボンやテープを使わず無造作にクルクルッと包んでくれます。それがとってもかわいいの。



「AUSTRLITZ(オーストリッツ)」

 お店の色からしてすでに美味しそう。ヴィエノワズリーやクグロフが美味しいパン屋さん。

 
 ふへー。まだまだあるんですが力尽きました。今日はこのへんで。いずれまたアルザス料理の話を書きたいなぁと思いつつ・・・。





<追伸>フランスのパンやお菓子がおいしいのは、バターのせいだと思うんです。日本も負けてられませんね。今日も元気だ牛乳がうまい。牛乳キャンペーン続行中。えいえいモー(←ゴロちゃん宣伝部長のかけ声。かわいいのでマネ)。