奇跡のメダル
去年パリで住んでいた家のそばに、「奇跡のメダル教会(CHAPELLE-NOTRE-DAME DE LA MEDAILLE MIRACULEUSE)」という教会がありました。
1830年代、見習い修道女カトリーヌ・ラブレーの前に聖母マリアが現れたとされる場所。マリア様を刻んだメダルを市民に配布したところ多くの奇跡が起こったことから、「奇跡のメダル(メダイユ)教会」と呼ばれるようになったそうです。
私のパリでの生活は、言葉も通じず、学校はもとよりアパートでも問題続出。郵便が届かないときはどうするんだろう?パソコンがフリーズしたらどこにもっていくんだろう? 花のパリで途方にくれる毎日でした。
そんなある日、ふと立ちよったのがこの教会。学校で作ったケーキの箱をひざにのせ、ぼんやりとすわっていました。たぶん情けない顔をしていたんだと思います。シスターがよってきて手をそっと差し出したのです。「このメダルをあげるわ。奇跡のメダルっていうの。元気をだすのよ」。やさしい言葉に思わず涙がこぼれました。
以来、週に2,3回、学校で作ったケーキを寄付することに。シスターたちとあれこれおしゃべりをするのが楽しみになりました。箱を開けるたびに、「あぁなんてきれいなケーキ」と喜んでくれのがとてもうれしかったのです。パリで誰かが自分のことを知っていてくれる、あったら抱きしめてくれる。それだけでも奇跡。このメダルをぎゅっと握り締めるたびに、心がなぐさめられたのでした。
えー、といささか前置きがながくなりましたが・・・。このメダルをcipolina村に訪れてくれる乙女にプレゼントさせていただきたいと思います。
いろんな色のタッセルにつけて、友人知人に配ったところ、これがなんだか評判がよくてですね。もう二個しか残っていないのですが、どなたかもらっていただけたらと、プレゼント企画やることにしました。どきどき。
色はピンクと水色の二色(写真↓)。それぞれに金と銀の小さなメダルをつけています。 リプトンリモーネの「マカロンストラップ」のかわいさには負けちゃうかもですが・・・。でも「奇跡」と「かわいさ」を両方手に入れたら、あなたは無敵??
cipolinaのプレゼント企画「奇跡のメダル☆」
- 奇跡を信じる乙女限定(ホワイトデーですし)
- コメント欄に「かなえたい奇跡」と「タッセルの長さ。何cmか予想(ふさふさの一番下から持ち手のひもの上端まで)」を書いてください
- 応募者が2名以上の場合は申し訳ありませんが抽選ということに
- 発表は次回ブログアップ時となります
初めてのことでなんだかよく手順がわかっていないのですが・・・。奇跡を信じる乙女のご応募をお待ちしています。どうしよう。誰もこなかったら。心配で鼻血でそう。
あ、あと念のためですが、私は無宗教です。でも奇跡だけは信じています。いつでも。いつまでも。ピース。
※「追記」
応募締め切りは3月17日(月)とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします♪