cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

SALON DU CHOCOLAT

     
 パリに住んで感じたのは、ショコラティエ(チョコレート屋さん)の多さです。
 パン屋さん、ケーキ屋さんの並ぶ通りがあったら、その向こうに必ずといっていいほどショコラティエがあります。
 でも、チョコレートはとても高価。お店に入るのはケーキ屋さん以上にどきどきします。
 本物のチョコレートを買うこと。それはフランス人にとっても、晴れがましく嬉しいことなんだそうです。人のお家によばれたり、愛する人への贈りものであったり、特別な何かがあったときのスペシャリテ。子供が食べるチョコレートとは違う、大人のためのお菓子。


 10月19日〜22日、PORT DE VERSAILLEで、チョコレートの祭典「SALON DU CHOCOLAT」が開催されました。
 優美で官能的なショコラの世界。。鼻血覚悟で ”On y va!”(行ってみましょ)


 133のショコラティエが参加した「SALON DU CHOCOLAT」。
レシピブックや型、カカオにグランマニエ、各種スパイスなどチョコレートにまつわるあらゆるものが並んでいます。
 写真中央は、プラダがデザインした「チョコレートのドレス」。ピンクの輪の上にはチョコレートトリュフが散りばめられて。あぁぁ、もう。。。あぁぁぁ(言葉にならない)。


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 下の写真は、パリで活躍中の日本人ショコラティエ「MADAME SETSUKO」さんのブース。トリュフに紫や淡いピンクで花模様を描き、フランス人からも感嘆のため息
 

   


パリで大人気のロシアの紅茶「KUSUMI TEA」。「チョコレートフレーバー」は、甘ったるい感じではなく、すっきりとしたカカオの香り。このカンのデザインがいいのです。全種類ほしぃ。

   
   

 今回最も嬉しかったのは、ショコラティエにしてフランス唯一のキャラメル職人「アンリ・ルルーさん」を紹介していただけたこと。
「パリで食べた一番好きなお菓子はなに?」「学校では何作っているの?」と気さくな方で、ワタクシ感動いたひまひた眩暈が(☆☆)。しかも日本語がお上手。(相当勉強されているかと・・)
 一緒に写真をとお願いすると、隣の女性の長い髪を「ちょっと失礼」と頭にのせ、「これでいいかな?」とウィンク。まわりは拍手と爆笑の渦に。
 これは↓、「スタージュにおいで」と友人に名刺を渡しているところ。って、そんな抜け駆けを!!待って。私も連れて行って。
    


 甘いものの後にはこんなお楽しみも↓。フォアグラをフライパンでジュージュー焼いて、玉ねぎと一緒にサンド。パンにはビターのチョコレートペーストがぬられています。1個12ユーロ(約2000円)とお高いにもかかわらず長蛇の列。チョコレートは実に奥深いと思ったのでありました。
   
 
 ちょうどストの時期に重なったにもかかわらず、4日間で12万人以上集まったと言われる今年のサロン・ド・ショコラ。 
 東京でも来年一月に伊勢丹で開かれるようです。行っちゃう。きっとまた。