L'ETRANGER(レトランジェ)
ちょっと意外な気もしますが、京都にはパン屋さんが多いそうです。大正・昭和から続く老舗のパン屋さんのほかに、ここ数年フランスやドイツ、天然酵母系などのお店が増えて、市内だけでもその数約400軒。ふらふら歩いていると、あちこちでおいしそうなパン屋さんに出会います。
今回うかがったのは、北大路堀川の交差点のそば「BOULANGERIE L'ETRANGER(ブーランジュリ・レトランジェ)」。
ご主人は、イタリア料理を勉強されたあと、フランスでパン修行をされた方。種類はそれほど多くありませんが、シンプルなバゲットやシアバタのほかに、フルーツを使ったペストリーなど、丁寧に作られたとわかる美しいパンたちが並んでいました。
トップ写真は、リンゴのペストリー。キャラメリゼされたリンゴの下には、レーズン入りのカスタードクリームのデニッシュ。
左下は、「バナナのペストリー」。中はチョコチップ入りのカスタード。
勢いにのってチョコレートパンも追加。このほかに、クロワッサン生地でつくった小さなパイをマダムがサービスしてくれました。
下は、おみやげに買ったバゲットとクロワッサン。焼きたてのバゲットが空気に触れて、ピキーンとはじける「パンが泣く(鳴く)音」を久しぶりに聞きました。
かぶりつくときのパリパリという「パンの笑う音」に、思わず顔もほころんで。レトランジェのパンたちは、どれもとてもいい笑い声でした。
BOULANGERIE L'ETRANGER
京都市北区紫野西御所田町13-7 075-411-0910 9時〜19時 火曜休み 北大路堀川交差点そば
※昔ながらの喫茶店風の(?)のコーヒーコーナーがなんとも味わいぶかい。クロワッサンは特におすすめ)