COVA「PANETTONE」

　むか〜し、むか〜し、はじめてミラノで食べたパネットーネは、mottaという大手お菓子メーカーのものでした。（日本でいうと森永とか明治ですかね）
　当時はパネットーネなんて名前も聞いたことがなく、1キロという大きさと、赤や青のカラフルな箱に目を奪われたのです。
　少しずつ食べる習慣があることも知らず、かたくならないうちにと一日で食べました。
　ばか若かった。そして、どんだけ食べても太らなかった。今は水飲んでも太るのに・・・。　　
　あれから10数年（こまかく聞かないように）、大人になった私は、再びミラノでパネトーネを手にしました。
　金色のリボン、ずっしりとした重み。1817年から続く老舗のお菓子屋さん「COVA」のパネットーネは今まで食べたどんなものより、やわらかく、肌理（キメ）細やか。そして強いバニラの香りがしました。
　　　
　　　　　　
　最重要手荷物として、そっとそっと日本に運んだパネットーネ。大事に食べてクリスマスまで持たせるはずでしたが、いつのまにかお腹の中に消えました。年月は私の何を成長させたのか。疑問・・・・・・。　　
　　　　　　
　↓本物のあとになんですが、写真下は自作パネトーネ。ちょっとでもコヴァに近づきたくて、いつもと違うレシピで作りました。でも生地の空気感がまるで違うんです。う〜む（悩）。 次回は、酵母をかえる、バニラをきかせる、フルーツはオレンジとレーズンだけにすること。メモメモ。課題満載。
　さてここで問題です。私は冬にいくつパネットーネを食べることになるでしょう？？答えは３月に。当たった方には、ごにょごにょごにょ ・・・。
　　　　　 　
　
※前回「COVA」訪問記も→「パネットーネの秘密」