cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

キャラメルバナナおからマフィン

 先月、pistacchioさんから「マフィンのコツを教えてください」というコメントをいただきました。し、しかし例によって、お返事がずるずると先延ばしになり、あれよあれよと1ヶ月半・・・。すいませぬぅ。
 しかし、わたくし他のことはともかく、お菓子の公約は必ず実行いたします。それがどんなに遅くなろうとも!(どこかで聞いたような++?)。

 そんなわけで、本日は「マフィン」です。ちょっとひねって「おから」入りで。
 前々から、お菓子に使ってみたいと思っていた「おから」。
 おからには、コレステロールを低下させるリノール酸や、脳の老化防止につながるレシチンサポニンを含んでいて、体内の老廃物を排出する効果があるそうです。そして、お腹の中で膨張するので「満腹感」が大であります。うーん。魅力的(笑)
 ただ、お菓子にいれるとちょっとパサパサ感があるので、それを補うために今日はキャラメルバナナクリームを練りこみました。こうすると、生地がしっとりするし、おからの香りもまったく気になりません。

 中はこんな感じです(写真下)。あまったクリームを間にサンドして焼いたんですが、ちょっと中途半端でしたね。予定では、半分に割るとバナナクリームがトロリとでてくるはずだったのに(あれ??)。次回はもっとドバっと入れてみます。

        

 おからは、市販のおからパウダーを。お砂糖は、前にも登場したフランスの「ヴェルジョワーズ」(参考:砂糖と粉のおいしい関係 - CIPOLINAの甘い生活)を使いました。
 このお砂糖は焼き菓子、特にキャラメル系のものに抜群によく合います。もちろん、ブラウンシュガーやグラニュー糖でもかまいません。(どちらかというとブラウンシュガーがおすすめ)。
 バナナは、そのままつぶしていれてもいいんですが、ひと手間加えてキャラメリゼすると、おいしさ倍増です。
 ヘルシーなお菓子のときほど、ひと手間を惜しまずに。通常のレシピで作るときより、細部に気を配り気持ちをこめて作ることが大事だと思います。「ヘルシーだけどおいしくない」のは、やっぱり困りますものね。なんてえらそうなことを言ってしまいましたが、ただ「キャラメル味」にしたいだけだったりして。えへへ。
 特にこれといったコツはないんですが、「きちんと計量」と「しっかりと混ぜる」ことは守ったほうがよいかと。基本のお菓子なので、ひとつマスターすれば、どんどんバリエーションを増やせると思います。

      
 
 「最近忘れっぽくて」と脳がお疲れモードの方(私?)。美しさにさらなる磨きをかけたい方。よろしかったらお試しを。(作り方は次ページに↓)
  
    
    

 

「キャラメルバナナおからマフィン」
【材料】
バター 50g 砂糖 50g 卵 1コ 薄力粉 80g おからパウダー 40g(乾煎りしたもの) BP 小さじ1   BS 小さじ1/2  キャラメルバナナクリーム カップ1/2
【作り方】

  1. ボールに室温に戻したバターをいれ、クリーム状に練る
  2. 砂糖を加え、ざらつきがなくなるまでよくすり混ぜる
  3. 溶いた卵を2のボールに2,3回にわけて加える
  4. 粉類をふるいいれ、その後キャラメルバナナクリームを加え混ぜる
  5. 牛乳を大さじ2〜3、生地の加減をみながらいれる(おからが水分をすうので少し多めでも)
  6. マフィンカップにタネを入れて、上に飾り用のバナナ(軽くキャラメリゼしたもの)をのせる
  7. 180度のオーブンで25分〜30分    


「キャラメルバナナクリーム」
 砂糖50g、水大さじ1をフライパンで色がつくまで焦がし、薄切りにしたバナナ2本分(ごく軽くレモンで色止め)を加えてキャラメリゼ。あたためた牛乳大さじ2を加える。(注:飾り用のバナナは早めに別の器にとりわけておく)。 残りはつぶしながら火を通す。できあがったら冷ましておく。
 あまったぶんは、パンケーキやトーストのおともに。