アメリ・クレームブリュレの魔法
「好きなこと。それは、クレーム・ブリュレのカリカリになった焼き目を、スプーンで壊すこと」。
映画「アメリ」の中に登場するクレーム・ブリュレ。
焼き目の堅い部分は、他人とうまくかかわれない「自分の心」。最後まで映画の中の重要なキーワードでした。
誰もが心の中に持つ小さな殻。頑固だったり、内気だったり、意地っぱりだったり、プライドだったり・・・。 幾重にも重なった殻の中に、閉じ込められ、または自ら隠れて・・・。
周囲の人たちの殻を悪戯っぽい眼差しで見つめ、コツコツとスプーンでたたくように割りながら幸福にしていくアメリ。やがて引っ込み思案な自分自身の殻も・・・。
「クレーム・ブリュレ」とは「焦がしたクリーム」という意味。カリカリの部分が苦いからこそ、おいしさが際立つのかもしれません。
コツコツ。
固い殻をスプーンの背でこわせば、トロリと甘いクリームが。
<おまけの話>
今回、本命の「ブリュレ」より、熱中して作ったのは、名付けて「アメリスプーン」。クッキー生地をスプーン型にぬき、マーブルチョコを3つのせて焼きました。
でも、ブリュレをすくおうとしたらパキッと真っ二つ。実用性はゼロ。はかない寿命でした。殻より先にスプーンが壊れちゃあねぇ。モグモグ(←食べた)
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